ヨーロッパ文化教養講座(2024年10月8日 東京国際指揮者コンクール2024 一次予選 後半)
2024/10/19
10月8日の午後に東京国際指揮者コンクール2024の予選が、東京オペラシティホールであると知って、当日券自由席1000円で入場。
ホールの前方12列は審査のために一般客は立ち入れず、小生は、14列の真ん中付近の席に陣取った。
定刻前になると、審査員のマエストロがそれぞれのポジションに着いた。
審査員長の尾高マエストロは、2列目くらいの左側。
下野マエストロは、5列目あたりの右側。
広上マエストロと高関マエストロは、舞台、東京フィルの後ろ側。
あとの外国人のマエストロも、舞台に2人、パイプオルガンの辺り、2Fの左脇など、9人の審査員がバラバラに座って審査するスタイルが斬新だった。
応募者は、世界37カ国・地域から291名。
書類と映像の選考で、1次予選に参加できるのは、たったの18名。
ということは、予選の参加者も既に高いレベルだということだろう。
小生が観たのは、1次予選の後半の9人。
審査順でいえば、
1.小林雄太さん
2.岡崎広樹さん
3.ライリー・ホールデン・コート=ウッドさん(英国)
4.喜古恵梨香さん
5.髙橋達馬さん
6.吉崎理乃さん
7.コルニリオス・ヴィクトール・ミハイリディス(ギリシア)
8.村上史昂さん
9.ムソー・七海 健人さん(日本/オランダ)
1次予選は、持ち時間が20分。
課題曲は、
1.モーツァルト:交響曲第38番 1楽章と2楽章
2.モーツァルト:魔笛 第1幕 第8番
フィナーレ 39小節から159小節まで
タミーノと僧侶のレチタティーヴォ「童子たちの尊い教え」
タミーノ 中井亮一 弁者 田中大揮
9人の参加者が1人1人短い時間で、それぞれのスタイルでオケに指示をして、あっという間に20分経って交代、というのを繰り返した。
曲が馴染みの曲だったので、何度聞いても飽きなかった。
参加者によってのテンポの違いはわかったが、指揮者の指示によって、オケの弾き方がどのように変わったのかはハッキリ識別はできなった。
それでも、休憩を2回入れて、3時間近く、ジックリと聴いたので、まあまあ疲れた。
10月13日にファイナルがあって、結果は、ホームページによると、
第一位 コルニリオス・ヴィクトル・ミハイリディス(ギリシャ)
第二位 ライリー・ホールデン・コート=ウッド(英国)
第三位 吉﨑 理乃(日本)
入選 岡崎 広樹(日本)
小生が聴いた人たちが全員入賞していたので、レベルの高い日に上手く当たったということがわかる。
とても、良い経験だったので、チャンスがあれば、また、聴きに行きたいと思う。