ヨーロッパ文化教養講座(2022年オーストリア映画「エリザベート 1878」) 13 Scio_hei 2024年9月16日 10:33 2024/09/16宝塚のミュージカル「エリザベート」で有名な、エリザベート王妃の1878年の出来ごとを取り上げた映画。小生はハプスブルク家の歴史には詳しくないので、まるで、徳川家宣の名前を全く知らない外国人が「絵島生島事件」の映画を観るようなものだったのだろう。それでも、窮屈な皇室の中で羽を広げたいエリザベート王妃の(100%自己中)の葛藤と、誰も楽しそうに見えない彼女の使用人の生活が、よく描かれていたと思う。背景の歴史をもっと深く知りたいと思わせる映画。「ファントム・スレッド」のビッキー・クリープスが19世紀オーストリアの皇妃エリザベートを演じ、2022年・第75回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門で最優秀演技賞に輝いた伝記ドラマ。ヨーロッパ宮廷一の美貌と称されたエリザベートの40歳の1年間にスポットを当て、若さや美しさという基準のみで存在価値を測られてきた彼女の知られざる素顔を大胆な解釈で描き出す。1877年のクリスマスイブに40歳の誕生日を迎えたエリザベートは、世間のイメージを維持するために奮闘を続けながらも、厳格で形式的な公務に窮屈さを感じていた。人生に対する情熱や知識への渇望、若き日のような刺激を求める彼女は、イングランドやバイエルンを旅して旧友や元恋人を訪ねる中で、誇張されたイメージを打ち破ってプライドを取り戻すべく、ある計画を思いつく。オーストリアの気鋭マリー・クロイツァーが監督・脚本を手がけた。2022年製作/114分/PG12/オーストリア・ルクセンブルク・ドイツ・フランス合作原題または英題:Corsage配給:トランスフォーマー、ミモザフィルムズ劇場公開日:2023年8月25日映画.com ダウンロード copy #エリザベート1878 #ビッキー・クリープス 13 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート