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ヨーロッパ文化教養講座(2020年オーストラリア・アメリカ・イギリス映画「フィガロに恋して」)

2023/01/07
個人的採点は、★★★と★★★★の間
(★★★★ 直ぐにではないが、再度観たい作品)
(★★★ 再び観たいとは思わないが、退屈せず、観ていた時間は楽しめた作品)
Filmarks: 3.5 (58レビュー)


オペラの名曲が出てくるラブコメということで、WOWWOWで鑑賞。
楽しめた。

舞台は、イギリス。

1.主人公は、オペラ好きの若き女性(資金運用のプロで顧客を儲けさせている)で、同僚と同棲している。
ある日突然、真面目にオペラ歌手になりたくなって、スコットランドの片田舎に住んでいる、元有名オペラ歌手(年配女性)のサディスティックなレッスンを受ける。目標は、一年後のイギリス国内の著名オペラ歌手コンクール。

2.この田舎町には、レストラン付のぼろホテルが1軒あるだけだが、このホテルの従業員兼シェフの若き男性は、元有名オペラ歌手に5年間指導を受けているが目がでていない。

3.主人公は、ずぶの素人だが、才能があり、またたく間にコンクールのエジンバラ予選を通過する。

4.ホテルの従業員兼シェフは、主人公に惹かれる。元有名オペラ歌手は、この男性の主人公を思う気持ちを利用して、男性の歌唱力を上げることに成功。ついに、オペラコンクールで優勝。主人公にプロポーズするが、断られる。

5.主人公は、コンクールで自分の実力のなさを思い知り、仕事に戻る。
でも、恋人には、オペラレッスンは、続けると言う。

6.3年後のあるオペラ劇場。元ホテルの従業員兼シェフは、今や、スタートなり、「ドン・ジョバンニ」の主役。
相手役(曲から判断すると、田舎の町娘 ツェルリーナと思われる。)が、体調不良。
代役として出演した、主人公と「お手をどうぞ Là ci darem la mano」の二重奏を歌って、これからの2人の幸せな未来を暗示して幕となる。

感想:
1.主人公(演 ダニエル・マクドナルド)が、あまりにも、ふくよかでオペラ歌手らしい体型だったのに、ビックリ。英語では、plus size woman というらしい。
母方はすべてイタリア系ということで、この役にはピッタリだと思った。

2.元ホテルの従業員兼シェフは、コンクールで、「フィガロの結婚」のアリアではなく、「セビリアの理髪師」の「ラ、ラン、ラ、レーラ…町のなんでも屋に」を歌って、優勝する。

3.話の内容はシンプルで、オペラの名曲が次から次へと登場する。
また、スコットランドの景色も素晴らしい。
あっという間に、時間が経ってしまった。
オペラファンには、星4つ以上だが、
興味ない人には、まあ2つだろう。

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