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ヨーロッパ文化教養講座(「アストリッドとラファエル2 文書係の事件録」(7)「ヘルメス文書」録画鑑賞記)
2023/07/07
今回は、原題は、「Le livre (本)」。邦題はもっと具体的に、「ヘルメス文書」。
主要人物は、18年前に「ヘルメス文書」を発見した、競売人、教授と男爵の3人。競売人、教授が殺され、車椅子生活の男爵が疑われる。
理論派×熱血コンビが事件を解決!フランス発ミステリー、シーズン2。
貴重な古文書の競売の最中に競売人が毒殺される。
そして貴重な古文書は偽物にすり替えられていた。
古文書「ヘルメス文書」の新発見を含む貴重な写本が競売にかけられるが、その最中に競売吏が突然亡くなる。
毒殺が疑われ、ポケットから「愚者」のタロットカードが見つかる。
さらに写本が偽物にすり替えられていたことが判明。
アストリッドは偽物を調べて制作者を探ることに。
新発見箇所は18年前に一度発掘されていたが、直後に紛失していた。
当時の調査隊を率いた学者が競売に来ていたとわかり、ラファエルは話を聞きにいく。
(c) FRANCE TELEVISIONS - JLA PRODUCTIONS - Be-FILMS - RTBF (Television Belge) - 2020
コメントと感想:
1.今回は、テツオ・タナカとアストリッドの場面は、冒頭の公園ベンチで何も言わずに並んで座っている。アストリッドは立ち上がりサヨナラするというシーンのみで、事件の解決にアストリッドが自慢の瞬間映像記憶力を駆使して大活躍する。
2.ヘルメス文書、タロット占い、占星術などの「怪しさ」が事件に複雑さを与えているが、アストリッドの分析力でスッキリとした解決となっている。
3.ラファエルの父親(大物政治家?)が登場する。ラファエルの兄の死が二人の関係を悪化させ、現在修復中だということがわかった。
4.ラファエルの相棒で彼女に思いを寄せている、ニコラ・ペランがかなりのオタクで、古代ギリシア語も読めることがわかる。
案外、ラファエルより、アストリッドの方がお似合いかも知れない。