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ヨーロッパ文化教養講座(2024年12月14日 樫本大進+ブレハッチ@ミューザ川崎)
2024/12/18
樫本大進+ブレハッチのDUOコンサート
ブレハッチさんは、一週間前の熊本県立劇場コンサートホールのモーツァルト23番の協奏曲を聴いたばかりで二週連続となった。
日時:2024年12月14日 開場:18時半 開演:19時
開場:ミューザ川崎シンフォニーホール
演奏:
ヴァイオリン 樫本大進(1979年3月27日生まれ)
ピアノ ラファウ・ブレハッチ(1985年6月30日生まれ)
プログラム:
1)モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ 第17番 ハ長調 K.296
2)ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第7番 ハ短調 Op.30-2
休憩
3)クロード・ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ
4)武満徹:悲歌
5)セザール・フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 FWV 8
アンコール:
6) ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第7番 第3楽章
コメントと感想:
1.プログラムも好きな曲が並び、楽しみにしていたDUOコンサート。
上の方の席は空席が目立ったが、演奏は期待以上に感動した。
2.樫本大進さんは、昨年のベルリン・フィル@サントリーホールの公演で初めて弾く姿を生で見た。
「英雄の生涯」のソロ部分を(座ったまま)弾くときに、右足で、踵をついたり、つま先をついたりして調子を取っている癖があるなと思っていた。
今回は、ずっと立って弾いたわけだが、やはり、右足の踵とつま先で調子をとるのは、同じだった。
3.樫本大進さんの演奏は、テンポも音程も、音の強弱もCDなどの音源で聴くような、正確で(多分)模範的な演奏なのだろう。音は、庄司紗矢香さんと比べるとちょっと硬めに感じた。
正確であるからこそ、世界最高峰のベルリンフィルのコンサートマスターを長年勤められるのだろうと思った。
4.ラファウ・ブレハッチさんは、1)は、1週間前に聴いた協奏曲と同様、軽やかで響きわたる演奏だった。ところが、後半のフランス物は、明らかに、落ち着いた音に変化させているのがわかった。
どうやって音色の変化を付けているのかは不明だが、ブレハッチさんのテクニックがいかに凄いのかを実感した。
5.6)のアンコールで、2)を再演したが、こちらも、明らかに、飛び跳ねるような演奏に変わっていた。
2週連続ラファウ・ブレハッチさんを聴いてすっかりファンになってしまったようだ。