見出し画像

ヨーロッパ文化教養講座(松岡美術館 訪問記)

2023/10/02
9月の終わりに、白金台にある、松岡美術館を訪問した。
NHKの「日曜美術館」で紹介されていたので、初めて行った。

白金台というと高級住宅地というイメージで、駅からも遠いという印象だったが、都営地下鉄の白金台という駅ができてからアクセスが良くなったようだ。

小生も白金台駅を降りて、(こんなところにもあると思った)「ドンキホーテ」の前の信号を渡り、プラチナ通りという通りをだいぶ進むと、東大病院の西門の向かいを左に曲がって2軒目に入り口があった。

住宅地の真ん中にあるのは、元々松岡清次郎さんと実業家が集めたコレクションを展示するために、松岡氏の自宅跡に作った美術館だからだそうだ。

平日10時の開館時間に行ったので誰もいないかもと思っていたが、既に数組が待っており、1時間後には、そこそこ人が入っていた。
美術品を鑑賞した後、周りを散策して、昼食を取るという半日観光コースなのだろうと思った。

松岡美術館は、個人の収集にしては、立派な美術館で、1Fにどんと置いてある、現近代の彫刻作品を始め、ギリシャやローマ時代の立像、エジプトの王家の埋葬物、東洋の仏像、伊万里焼、そして、和洋絵画など、いろいろなものが置いてあった。

今回は、「印象派の光」というテーマだったが、印象派の絵自体はあまり数も多くなく、ピンとくるものはなかった。後で調べると、この美術館は、他の美術館から美術品を借りてテーマ展を構成するのではなく、松岡美術館収蔵の作品だけを利用するそうだ。

それにしても、これだけの美術品を収集するのに、どのくらいの費用がかかったのだろうかと思った。

白金台という好立地、立派な庭園もあり、大きさも、人の混み具合も、気になった美術品を鑑賞記しながら思索にふけるには、良い美術館だと思った。

いいなと思ったら応援しよう!