ヨーロッパ文化教養講座（2015年アメリカ映画「マイ・インターン」鑑賞記）

2024/02/23
ロバート・デ・ニーロとアン・ハサウェイのお仕事物ヒューマン・コメディ映画。
娯楽映画としてはとても面白かった。

「プラダを着た悪魔」のアン・ハサウェイと名優ロバート・デ・ニーロが共演したハートフルドラマ。

ファッションサイトのCEOとして活躍する女性が40歳年上の男性アシスタントとの交流を通して成長していく姿を描いた。
ニューヨークに拠点を置く人気ファッションサイトのCEOを務めるジュールスは、仕事と家庭を両立させながら誰もが羨むような人生を歩んでいた。
ところがある日、彼女に人生最大の試練が訪れる。
そんな折、会社の福祉事業で雇われたシニアインターンのベンが、ジュールスのアシスタントに就く。
ジュールスは人生の大先輩であるベンから様々な助言をもらい、次第に心を通わせていく。
監督・脚本は「ホリデイ」「恋愛適齢期」のナンシー・マイヤーズ。
「セックス・アンド・サ・シティ2」の衣装を手がけたスタッフによる洗練されたファッションも見どころ。

2015年製作／121分／G／アメリカ
原題：The Intern
配給：ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日：2015年10月10日

映画.com

コメントと感想：
1．アン・ハサウェイが30才、ファッションサイトのCEO役。
ロバート・デ・ニーロが70才、アン・ハサウェイの部下を演じた。

2．冒頭部分で定年退職後、愛妻にも死に別れた、デ・ニーロの世間から取り残された生活を描き、その後、アン・ハサウェイのネット通販会社の活気溢れるが、忙しくガチャガチャとした生活を対比させる。

ネット通販会社にデ・ニーロがシニア・インターンとして入社。アン・ハサウェイは、初めは煙たがるが、人生経験豊富で落ち着いたデ・ニーロをいつしか頼りがいのある仕事のパートナーとして尊重していく。

3．アン・ハサウェイの衣装やそれを取り巻く若者たちの煌びやかなファッションの世界。その中に、スーツとネクタイで決めてくる渋いデ・ニーロがピッタリとはまって何とも素敵な絵である。

4．「プラダを着た悪魔」のメリル・ストリープのような強烈なキャラクターもなく、大事件も起こらないが、アン・ハサウェイの家族問題、デ・ニーロの恋人関係を上手く織り込んであっという間に2時間が経ってしまう。

5．最後はお決まりのハッピーエンドで、娯楽映画としては秀作だと思った。