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ヨーロッパ文化教養講座(イタリア在住 メゾソプラノ歌手 脇園彩)
2024/03/22
昨年末のN響の第9は、下野マエストロ、ソプラノ中村恵理さん、メゾソプラノは、脇園彩さんが登場した。
「情熱大陸」で明るい素顔に触れ、「NHKクラシック倶楽部」で正確な歌唱力に触れ、是非生演奏を聞きたいと思った。
脇園さんのプロフィール(情熱大陸のホームページより)
【脇園彩/オペラ歌手】 1988年東京生まれ。東京藝術大学卒業、同大学院修了。
元役者という両親の影響もあり、幼い頃から舞台やミュージカルに親しむ。当初はミュージカル女優が夢だったが、浪人時代に見たオペラ「椿姫」をキッカケにオペラ歌手を目指すことを決意。
2013年、文化庁派遣芸術家在外研修員としてパルマ国立音楽院に留学。さらにロッシーニ・オペラ・フェスティバルのアカデミーやミラノ・スカラ座アカデミーで研鑽を積み、2014年に『子どものためのチェネレントラ』でスカラ座デビューを果たした。
以後イタリアを拠点に活躍を続け、2024年も『ビアンカとファリエーロ』のファリエーロ、『イングランドの女王エリザベッタ』のタイトルロールで出演が決まっている。
たまの贅沢は、お気に入りのカフェで食べるマリトッツォ。共演者から“イタリア人よりイタリア人”と評されるラテン系の36歳。
コメントと感想:
・プロフィールには書いてないが、子供のころは小児科医を目指していて、
超名門桜蔭中学校・高校に入学したが、英語劇部で演劇・ミュージカルに嵌まり、東京芸大に進学する。
東大の大学院に行った角野隼斗君もそうだが、「天は二物を与える」のだなあと思った。
・ロッシーニのオペラでよく使われる「アジリタ」という歌唱法を練習しているシーンがあった。少し音が違うと直ぐに先生から「低い」と指摘される、厳しいレッスン。
実際の舞台やリサイクルでの彼女の正確な「アジリタ」が、本場イタリアでも認められているのは当然だと思った。
・NHKクラシック倶楽部の楽曲紹介のときに、ロッシーニ(Rossini)と言うと、最初のRの巻き舌音が完全にイタリア人の発音だなと思った。
10年間イタリアに暮らしているというが、語学力も天才的なのだろうなと思った。