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ヨーロッパ文化教養講座(アメリカ映画「ナポレオン」鑑賞記)

2023/12/27
12月15日TOHOシネマズ日比谷で鑑賞。観客は3割程度。
フランスの歴史に興味があることと、戦闘シーンが素晴らしいという評判を聞いていた。

「グラディエーター」の巨匠リドリー・スコット監督が「ジョーカー」のホアキン・フェニックスを主演に迎え、フランスの英雄ナポレオン・ボナパルトの人物像を新解釈で描いた歴史スペクタクル。

18世紀末、革命の混乱に揺れるフランス。若き軍人ナポレオンは目覚ましい活躍を見せ、軍の総司令官に任命される。

ナポレオンは夫を亡くした女性ジョゼフィーヌと恋に落ち結婚するが、ナポレオンの溺愛ぶりとは裏腹に奔放なジョゼフィーヌは他の男とも関係を持ち、いつしか夫婦関係は奇妙にねじ曲がっていく。

その一方で英雄としてのナポレオンは快進撃を続け、クーデターを成功させて第一統領に就任、そしてついにフランス帝国の皇帝にまで上り詰める。

政治家・軍人のトップに立ったナポレオンと、皇后となり優雅な生活を送るジョゼフィーヌだったが、2人の心は満たされないままだった。

やがてナポレオンは戦争にのめり込み、凄惨な侵略と征服を繰り返すようになる。

妻ジョゼフィーヌ役に「ミッション:インポッシブル」シリーズのバネッサ・カービー。「ゲティ家の身代金」でもスコット監督と組んだデビッド・スカルパが脚本を手がけた。

2023年製作/158分/PG12/アメリカ
原題:Napoleon
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
劇場公開日:2023年12月1日

映画.comより

コメントと感想:
1.158分と長い映画だが、戦闘シーンに目が引きつけられて、長い感じはしなかった。

2.ストーリーは、フランス革命後のナポレオン時代を背景にした、ナポレオンと妻ジョゼフィーヌの恋愛物語といったほうが良いかもしれない。
戦闘シーン以外は、2人の絡みが中心になっていた。

3.リドリー・スコット監督としては、ナポレオンの人間臭い一面を描いたと言いたいのだろう。ただ、フランス人が、監督だったら、このような映画は作らないだろう。
ナポレオンに蹂躙されたフランスの敵国の視点が終始感じられた。

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