ヨーロッパ文化教養講座(クラシック倶楽部 シャルル・リシャール・アムランの24の前奏曲)
2024/04/11
2015年ショパンコンクール(韓国のチョ・ソンジンが優勝)で第2位となった、カナダのシャルル・リシャール・アムラン(1989年 生 34歳)のショパン。
2022年12月7日 東京オペラシティコンサートホールのリサイタルの収録
昨日の小林愛実さんの演奏と比較しながら楽しんだ。
24の前奏曲の前に、
ノクターン 嬰ハ短調 Cis-Moll Op.27-1
ノクターン 変ニ長調 Des-Dur Op.27-2
の2曲を弾いた。
アムラン氏は、カナダ出身ということだが、ケベック生まれなので、インタビューはフランス語で話していた。
ショパンコンクールで銀メダルを取って以来世界中を演奏して回っているが、プログラムの半分はショパンの作品。
本人もショパンの作品が1番好きだと言っていた。
アムラン氏の24の前奏曲を含めた全体の印象は、
1.手が大きく、余裕のある運指
2.ダイナミックな強弱
3.指がよく回るテクニックの高さ
4.ピアノがYAMAHA(高音がキラキラしている?)
小林愛実さんの24の前奏曲は、
1.手は小さいが、関節が柔らかく、余裕のある運指
2.絶妙なピアニッシモの音量のコントロール
3.指がよく回るテクニックの高さ
4.ピアノがスタインウェイ(少し暗めの音質)
アムラン氏は、本人はショパンが1番好きだということだが、リストのような骨太の曲が合っているように思えた。
24の前奏曲に関しては、どちらかを生で聴きたいかと問われたら、愛美さんの演奏を選ぶだろう。