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ヨーロッパ文化教養講座(2024年9月22日 小林愛実リサイタル@川商ホール第2)

2024/09/23
大雨の中、先週木曜日のアリス=紗良・オットさんのリサイタルと同じ、川商ホール第2へ行き、ほぼ満席の小林愛実さんのピアノ・リサイタルを聴いた。

日時:2024年9月22日(日曜日)開場:13時半 開演:14時
会場:川商ホール第2
プログラム:
1) シューベルト:即興曲D935 Op.142
休憩
2)シューマン:子供の情景 Op.15
3)ショパン:ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調 Op.58
アンコール:
4)ショパン:ノクターン第20番「遺作」嬰ハ短調

コメントと感想:
1.今回のプログラムは、3月の福岡で聴いたプログラムと1)2)は同じ。
今回の方が落ち着いて堂々と弾いていた感じがする。
特に1)のシューベルトの即興曲は、とても好きな曲になった。

音は、調律の入念な準備のおかげか、古いピアノと響きのないホールでの演奏としては、ベストに近いのではないかと思われる。

2.3)のソナタ3番は、ショパンの曲の中では、1番好きな曲のひとつ。
愛美さんは、4楽章のコーダの手前の第1主題の演奏では、椅子からおしりを上げて体全体の体重を指に乗せて音を出し、会場全体を引きつけながらコーダへと進む。
小生も完全に心をわしづかみにされて、涙がこぼれた。

3.カーテンコールの後は、アクロス福岡でも弾いたノクターン。
アクロス福岡では、アンコールが3曲あったのだが、この日は、この一曲だけだった。
翌日(2024年9月23日)は、愛美さんの29回目の誕生日なので、このまま、鹿児島空港から家族の待つ、自宅へ帰るのではないかなと勝手に想像しながら、帰路についた。


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