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ヨーロッパ文化教養講座(「レジデント・エイリアン」(10)最終話「英雄の決断」録画鑑賞記)
2023/05/20
人類を抹殺しに来たエイリアンが巻き起こすハチャメチャSFコメディー、最終回。エイリアンのハリーに、ついに人類抹殺「装置」のスイッチを押すときが訪れる!
ハリー(エイリアン)の人類抹殺計画実行の瞬間が近づく。修理した「装置」のボタンを押すだけだが、人間としての生活が長くなったハリーはためらいを感じ、理由をつけては先延ばしにする。
本物のハリーの遺体で装置のテストをすることにするが、思わぬことが判明する。
アスタはハリーが本物のハリーを殺したのではないかと疑う。
ハリーが人類を抹殺するつもりだと知ったマックスは、それを阻止するためアスタに助けを求める。
最終回のポイント:
1.五ヶ月前の回想シーンで、HハリーはAハリーに殺される数時間前にサムのインスリンに毒を盛る。
*このシーンによって、AハリーがHハリーを殺したことの免罪符にしたいという制作側の意図がわかる。
2.アスタが母親だと打ち明けたジェイをダーシーが慰め、父親ジミーと対決し、アスタに近づくなと警告する。
*アスタとジェイのわだかまりが解ける。また、ダーシーとアスタとの絆の強さが確認される。
3.保安官に復帰したリヴが診療所を訪れ、切断された足と回収されたブーツを見比べる。そのときアスタはAハリーがHハリーを殺したと推理する。
彼女はAハリーと対峙し、もう友人ではないと告げる。
失意の中、Aハリーは「人類抹殺装置」の90分タイマーを起動させる。
*アスタに対して、Aハリーが「人間的な」感情を抱くシーン。
4.Aハリーは政府軍に捕らわれているアスタとマックスを見かけ、彼らを救うために戦う。
アスタは人類を救うためにAハリーを説得し、Aハリーは宇宙で装置を廃棄するために出発する。
*アスタ1人を救うために、全人類を救うことをAハリーは決断する。これが、「英雄の決断」なのだろう。
5.母星に向かう途中、マックスが密航しているのを発見する。
*このラストシーンによって、Aハリーは、地球へ引き返さざるを得なくなる。
感想:
1.どの時点でシーズン2の製作が決定されたかは定かではないが、Aハリーがアスタに身バレした8話からの展開は小ネタを除けば見所があった。
2.主要登場人物のキャラもだいぶ明確になってきたので、シーズン2は、
地球に戻った、Aハリーと政府軍の争いを主軸に、各キャラが活躍することになるのだろうと思った。