2024/08/17
バレエの発祥地フランスならではの映画。
映画の中のクラシック・バレエシーン(特に冒頭の「ラ・バヤデール」)、コンテンポラリーダンスのシーンは、本当に見応えがあり、それだけでも秀作だと思う。
主役のエリーズ(演 マリオン・バルボー)が本物のバレエダンサーであることが、この映画の魅力を作り上げている主要因だと思った。
ヒューマンドラマとしては、自分が幼いときから全てを捧げていたバレエを足首の故障のため続けられなくなりながら、気持ちを直ぐに切り替え、新しく出会ったコンテンポラリーダンスを第二の人生の糧とする前向きさが、最大の魅力だと思う。
超高齢社会を楽しく生き抜くには、人生の目的を直ぐに切り替える柔軟性が必要だと思う。