ヨーロッパ文化教養講座(2022年イタリア映画 「離れ離れになっても」鑑賞記)
2024/02/07
3人の男と1人の女、青春群像劇風に話は始まる。
それぞれの人生が恋愛関係や家族関係を中心に交差しながら描かれ、40年後の2022年は、幸せな形で4人が集合する。
135分と長尺だが鑑賞後気持ちよくなる映画。
日本人の感性がアメリカ人よりもイタリア人に近いことを実感できる作品。
原題は、「Gli anni piu belli」(最高の年月)。
映画の筋(備忘録として記す):
1.社会人になった3人の男性は、社会に出ると、教師パオロ、俳優リッカルド、弁護士ジュリオとなる。
1)教師編:
・16才のジェンマと初体験する。
・真面目に勉強して教師になる。
・ナポリで不良になったジェンマがローマへ帰ってきたときに再会し同棲する。
・弁護士に心を移したジェンマに捨てられる。
・ジェンマと再会し結婚する。
2)弁護士編:
・ジェンマを教師から奪い同棲する。
・国選弁護専門だったが、ある日大物代議士の弁護で勝利を勝ち取り、弁護士事務所のボスに代わってエースになる。大物代議士からかわいがられ、その娘と結婚し、ジェンマを捨てる。裕福な暮らしをする。
・娘が生まれるが、妻は浮気を繰り返し娘はぐれる。
3)俳優編:
・女優と知り合って結婚する。
・酒飲みのぐうたらで仕事が来ず、妻が息子を連れて実家へ帰ってしまい、真面目な男と再婚する。
・息子に会いたいが会わせてくれない。16才の誕生日に妻の家に行って追い出される。
4)ジェンマ編:
・初体験は教師
・両親を亡くし伯母に引き取られてナポリに行くが、
不良となりヤクザを彼氏にする
・ローマで教師に再会し同棲
・弁護士に心を移し教師を捨てるが、弁護士に捨てられる
・他の男と一緒になり息子ができるが、別れる。
・教師と再会し結婚する。
2.以上のようないろいろな恋愛関係、家族関係を描いて、
最後は4人が、それぞれのパートナーもしくは、息子か娘を連れて仲良くパーティをする。