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ヨーロッパ文化教養講座(2024年7月2日 反田恭平+バーゼル室内管弦楽団 鑑賞記)

2024/07/03
昨夜、東京オペラシティコンサートホールに行った。
前半と後半で雰囲気が違ってとても楽しいコンサートだった。

演奏者:
反田恭平(ピアノ)
アンドレアス・オッテンザマー(指揮)
バーゼル室内管弦楽団

プログラム
1)ワーグナー(1813-1883):オペラ「ローエングリン」
よりファンファーレ
Wagner - Fanfare of the “Morgenszene” from Lohengrin(Act 3)
2)オネゲル:交響詩「夏の牧歌」
Honegger: Pastorale d'été
3)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第4番 ト長調 Op.58
Beethoven: Piano Concerto No.4 in G-major op.58
(ピアノ:反田恭平)
4) ソリストアンコール
シューマン:トロイメライ

休憩
5)ウィンケルマン:ジンメリバーグ組曲
Winkelmann:Simmelibärg-Suite(アコーディオン:ヴィヴィアンヌ・シャッソ)
6)メンデルスゾーン:交響曲 第4番 イ長調 Op.90「イタリア」Mendelssohn: Symphony No.4 in A-major op.90 ”Italian”
7)アンコール
ロッシーニ: La danza

主催:テレビ朝日
後援:スイス大使館
特別協賛:出光興産株式会社
協賛:SGC 東急不動産ホールディングス
オフィシャルスポンサー:DMG森精機株式会社
企画制作:テレビ朝日 NEXUS

コメントと感想:
1.1)ワーグナー  2)の曲の間に切れ目がなくどこで2)に変わったのかわからぬまま終わった。
2) オネゲル 第一ホルンが活躍する曲のようで、吹きっ放しであったが、よくまとまっていたようだ。演奏者はとても緊張するだろうが、プロですものね。

2.ピアノが中央に運ばれて来て3)のベートーヴェン。
ピアノのロゴは遠目で見るとスタインウェィではなかったかも?
(Shigeru Kawai だったようだ)
この曲のために鹿児島から来たようなものなので、とても緊張する。

反田君は満席の会場全体から大きな拍手で迎えられる。
第一楽章はピアノからスタートするので、音を確かめるようにゆっくりと弾き始める。
オッテンザマー・マエストロの指揮はダイナミックで若々しい。
第一楽章、第二楽章は、小生のイメージ通りの感動的な演奏だった。
いつもながら鍵盤をコントロールしている「反田恭平サウンド」だった。
ただ第三楽章のとくに後半のところで、反田君に小さなミスがあったこと、オケと同期できていないところがほんの少しあったので、満足度90%というところ。
->多分召天するまで、この曲の生演奏で100%満足することはないだろう。だから、何回でも行く気になるのだと思った。

アンコールは4)トロイメライ。ゆったりと甘く夢心地になれるような癒しの演奏🎹

3.休憩後は、アコーディニストがマエストロと入場し、そしていきなりオッテンザマー・マエストロがマイクを取って日本語で「こんにちは」と言ったことで、一気に緊張が解ける。
マエストロは、第2ヴァイオリンの席にいた日本人女性を通訳にして曲の紹介
5) ウィンケルマン:ジンメリバーグ組曲は全く聞いたことのない曲でwikiでも見つからないと思っていたら、何とコンマスの隣に座っている女性ヴァイオリニストが作曲者だった。
曲はスイス民謡をベースにした現代曲
鳥の鳴き声が聞こえるような自然の情景や村人の踊りなどが浮かぶ楽しい小曲集。
中には讃美歌らしき旋律も?

4.6)の「イタリア」も軽快で楽しい曲。
アンコールの7)も初めて聞いたロッシーニらしいアップテンポな曲
後半はノリノリの雰囲気で終わって家路(といってもホテル)へついた。

このオケは特に木管楽器の音が良いと思った。


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