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ヨーロッパ文化教養講座(1982年アメリカ映画「ソフィーの選択」)
2024/10/04
個人的採点は、★★★
(★★★は、再び観たいとは思わないが、退屈せず、観ていた時間は楽しめた作品)
Filmarks: 3.8 (1,298レビュー)
メリル・ストリープがこの作品で、アカデミー賞主演女優賞を取ったということは大昔から知っていたが、アウシュビッツ関連作品は、気持ちが上向きのときでないと怖くて観られないので、初視聴。
視点は、作家志望の若い南部の田舎出の青年スティンゴ(演 ピーター・マクニコル)。その青年が、ソフィー(演 メリル・ストリープ)とネイサン(演 ケヴィン・クライン)の「共依存的」な恋人たちに、惹かれていく。
いつしか、スティンゴに19歳の自分(1976年に進学のため上京)と重ねて、眩しいばかりの「変人達」二人を眺めていた。
ソフィーが究極の選択をナチスによって強制されたのは、勿論、ソフィーに責任があるわけではない。でも、その結果は、ソフィー自身に降り懸かってしまうという不条理ではあるが、不可避とも言える結末であった。
第2次大戦後のニューヨークを舞台に、作家志望の青年の目を通して、アウシュビッツから生き延びたポーランド人女性ソフィーとユダヤ人の恋人の過酷な愛のドラマが綴られる。反ユダヤ主義の環境に育ちながらナチに人生を踏みにじられた女性をメリル・ストリープが熱演し、アカデミー賞主演女優賞を獲得。
1982年製作/151分/アメリカ
原題または英題:Sophie's Choice
劇場公開日:1983年