ヨーロッパ文化教養講座(2025年1月22日 フィルハーモニア管弦楽団+辻井伸行@サントリーホール 25-2)
2025/01/28
今年最初のオーケストラは、イギリスの名門フィルハーモニア管弦楽団。
ソロは、辻井伸行さん。
最前列で迫力満点の演奏を堪能した。
日時:2025年1月22日 開場:18時15分 開演:17時
会場:サントリーホール
演奏:
サントゥ=マティアス・ロウヴァリ指揮
フィルハーモニア管弦楽団
ピアノ:辻井伸行
プログラム:
1)チャイコフスキー:イタリア奇想曲 作品45
2)チャイコフスキー:ピアノ協奏曲 第1番 変ロ長調 作品23
3)ソリストアンコール:
ドビュッシー:月の光
休憩
4)バルトーク:管弦楽のための協奏曲 BB 123 Sz123
5)オーケストラアンコール:
ブラームス:ハンガリー舞曲第1番
コメントと感想
1.フィルハーモニア管弦楽団は、初めて聞いたが、音も揃っていて、音程もしっかりしていて、管楽器も変な音がほとんどなく、とても優秀なオーケストラだと実感した。
若いフィンランド人指揮者のロウヴァリさんのタクトも最前列で観ていると、オケを掌握しているように見えた。
年明けて最初のオーケストラ演奏がこの演奏で幸先の良いスタートだと思った。
2.バルトークは苦手なので、ほとんど聞かないが、4)は、演奏がとても難しそうで、オーケストラの実力を試すのにはとても良い曲だと思った。
3.2)の辻井さんは、目の前で観ると、うなり声を上げながら、顔を真っ赤にして集中して弾いているのが良くわかった。
辻井さんは指揮を観るのでは無く、音を聞いてオケに合わせていることになるが、とてもそうは思えないほど、難曲を操っていた。
唯一気になったのは、指を構えるポジションが、晴眼者と比較すると鍵盤に近くなるので、鍵盤を押し込む形にどうしてもなるのではないかと思った。
そのため、バロックやモーツァルトの様に軽やかに弾く方が良い曲は、もしかして向かないかもしれないなと思ってしまった。
4.アジア系の奏者が何人かいた。リストを見ると日本人らしい名前を2人見つけた。
第二ヴァイオリン Ikuko Sunamura
チェロ Tamaki Sugimoto