見出し画像

ヨーロッパ文化教養講座(2004年 アメリカ映画 「きみに読む物語」鑑賞記)

2024/01/06
2004年は明けてすぐ、地震、事故、大火事など暗いニュースが多かった。
深刻な映画を観たくなくて、ラブ・ストーリー映画を観た。

「メッセージ・イン・ア・ボトル」などで知られるニコラス・スパークスのベストセラーを、「シーズ・ソー・ラヴリー」のニック・カサベテス監督が実母ジーナ・ローランズ出演で映画化、全米でロングラン・ヒットを記録。

療養施設で暮らす初老の女性は記憶を失っていたが、ひとりの男性が彼女を訪れて、ある物語を読んで聞かせる。それは1940年代のアメリカ南部の町で良家の子女と地元の貧しい青年の間に生まれた純愛の物語だった。

2004年製作/123分/アメリカ
原題:The Notebook
配給:ギャガ・ヒューマックス
劇場公開日:2005年2月5日

映画.com

コメントと感想:

1.高齢者施設で、認知症の女性に、ノートブックに書かれた(原題は、「The Notebook」)物語を読んで聴かせている、男性。
その話の舞台は、1940年のアメリカテキサス州の田舎町シーブルック(ヒューストン宇宙センターの近く)。

2.ノートブックに書かれた物語の内容は、17才の金持ちの女性と貧しい青年が愛し合うが、女性の両親の反対で引き離され、7年後女性は、金持ちの男性と婚約し結婚式間近である。
青年は、女性と逢い引きしたボロ屋を自らの手で綺麗に改装し住んでいたが、完成した家の前で移っている写真がローカル新聞に載る。
その新聞で青年を発見した女性は、婚約者の了解を取って、この青年に会いに行く。
はたして、女性はどちらの男性を選ぶかというお話。

3.本当にベタな、純愛物語だが、1940年代アメリカ南部の田舎町の景色の美しさと、ヒーロー(演 ライアン・ゴズリング)、ヒロイン(演 レイチェル・マクアダムス)の美しさで、見終わると幸せな気分になる。
やはり、「ロミオとジュリエット」のオリヴィア・ハッセーのように、純愛物語は、美男美女に与えられた特権だと思う。

4.何でも経済が優先の現代ではこのような純愛物語は、フィクションでしかないのだろう。

尊敬する宮台真司教授がYOUTUBE番組で若い女性に対して言っていた。
(結婚に焦って)「自分を値踏みするな」「本当に愛する人と一緒になりなさい。」と。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?