ヨーロッパ文化教養講座(NHKクラシック倶楽部 進藤実優リサイタル 鑑賞記)
2023/11/11
2021年のショパンコンクールで、3次予選すなわち、ベスト23人の中に日本人が5人残った。
進藤実優、反田恭平(2位)、角野隼斗、古海行子、小林愛美(4位)
進藤実優さんは、YOUTUBEの中継で見た中で最も印象に残った演奏者の1人だった。ここまで残った演奏者だからテクニックがあるのはもちろんだが、小さな体なのに、弾く姿が堂々として印象に残った。
高校からロシアで学び、今は、ハノーファーの大学に行っているとのこと。
まだ21才なので、次回2025年のショパン・コンクールも是非参加して、上位入賞して欲しい。
放送の詳細は、NHKクラシック倶楽部のホームページによれば下記のとおり。
1)ノクターン 変ニ長調 作品27第2(ショパン)
2)「鏡」から「悲しい鳥」「海原の小舟」「道化師の朝の歌」(ラヴェル)
3)ピアノ・ソナタ第23番 ヘ短調 作品57「熱情」(ベートーベン)【出演】進藤実優(ピアノ)
【収録】2023年9月9日 知立リリオ・コンサートホール(愛知県)
コメントと感想:
1)のショパンはさすがに弾きなれているのか、情感が籠もって豊かな音。
2)は、初めて挑戦したそうだ。レパートリーを広げようとフランス音楽に挑戦中とのこと。
小生は、コメントできるほどフランスのピアノ曲は聞き込んでいないが、キラキラするイメージがある。彼女の演奏からは、あまりキラキラ感はなかった気がした。
3)これは、感動した。特に3楽章のフィナレーレの盛り上がりが過ごい。
強靱なテクニックというのだろうか。彼女のベートーヴェンをもっと聴きたいと思った。