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ヨーロッパ文化教養講座(ラ・フォル・ジュルネ Tokyo 2023 2023年5月4日 アンヌ・ケフェレック+弦楽五重奏 公演番号124)

2023/05/11

2023年5月4日 17時半開演 ホールC 1F 後方壁際席
フランスのベテランピアニスト、アンヌ・ケフェレックのバガテル+ピアノ協奏曲(弦楽五重奏版)

プログラム:
1.ベートーヴェン:11の新しいバガテル op.119から 第1番、第3番
2.ベートーヴェン:6つのバガテル op.126から 第5番
3.べートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番 ト長調 op.58(ピアノと弦楽五重奏版)

1と2は、アンヌ・ケフェレックの独奏
3は、アンヌ・ケフェレック(ピアノ)
ハンソン四重奏団
 アントン・ハンソン(ヴァイオリン)
 ジュール・デュサップ(ヴァイオリン)
 ガブリエル・ラフェ(ヴィオラ)
 シモン・ドゥシャンブル(チェロ)
安達真理(ヴィオラ)

コメントと感想:
1.バガテルは、全曲を一度に聴くと集中力が続かず疲れるが、このように、数曲をさらりと聴くと、とても良いと思った。

2.ピアノ協奏曲4番のオーケストラ部分を弦楽五重奏で受け持つというのは、解説によるとベートーヴェン時代にも行われたそうだが、やはり、オーケストラが用意できない場合の応急処置とすべきかと思った。

以前、「運命」をピアノ+フルート+ヴァイオリン+チェロで聴いたときは、オーケストラの主要部分をピアノで巧にカバーしていたので良いと思ったが、今回の試みは、ピアノの独奏はそのままなので、どうしても、ピアノが優勢になってしまう。
ピアノ+ピアノ五重奏版の様に2台ピアノで演奏すれば、多分、原曲の雰囲気が残せたのだろうと思った。

アンヌ・ケフェレックの独奏部分は申し分ないと思った。ただ、彼女の演奏する姿が、前に座った五重奏団で観客席からはよく見えないのが残念だった。

3.ホールCの一階席のかなり後ろの方で聴いたが、やはり、変なエコー音が混じるのが、大変気になった。

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