ヨーロッパ文化教養講座(「レジデント・エイリアン」(5)「異星交遊」録画鑑賞記)
2023/03/29
今回の流れ:
1.冒頭5年前のシーン。Hハリー(人間のハリー)が妻イザベルと美術展で出会い恋に落ちた経緯の説明を、フランク・シナトラ時代の映画でも意識したような作りで伝える。
2.Aハリー(エイリアンのハリー)はマックスとサハルをこっそり家に戻した後、イザベルとの離婚届にサインするが、イザベルは彼の行動に傷つき困惑する。Aハリーはイザベルを追い返そうとするが、結局彼女は居座る。
3.ダーシーとイザベルは、同じ男(厳密に言えば、ダーシーはAハリー、イザベルはHハリー)のことを話していることに気づかず、恋愛の悩みを打ち明けあい、酒を酌み交わし、意気投合する。
4.マックスがAハリーの小屋に侵入したことを知ったベンとケイトは、マックスを州外の施設に送るようAハリーに勧められる。
しかし、サハルはAハリーとマックスを説得し、停戦に同意させる。
5.ジェイはアスタが自分の母親だと知り、診療所を辞める。
6.Aハリーは次第にイザベルに心を寄せるようになる。
7.保安官のマイクは、サムが毒殺されたことを証明する毒物検査結果を受け取り、殺人事件だと知って喜び大はしゃぎする。
感想:
今回は、Aハリーが少しずつ、今まで全く理解できなかった、人間同士の恋愛・友情などの感情を好ましく思ってくるところが興味深かった。
また、サハルの仲介によって、マックスとAハリーが停戦し仲良くなる設定は面白い。(エイリアンに取ってはこどもと大人の区別があまりないのかもしれない。Aハリーは、サハルにもマックスに対しても、また他の大人に対しても取る態度が変わらないように見える。