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ヨーロッパ文化教養講座(2024年5月3日 ラ・フォル・ジュルネ2024 マスタークラス ピアノ MC1-5)
2024/05/26
ラフォルジュルネ2024で、生まれて初めてマスタークラスを見学することができた。とても興味深い体験だった。
チケットは500円と安価だが、席が少なくいつも気がついたら直ぐに売り切れてしまう。
日時:2024年5月3日 20時~21時
会場:東京国際フォーラム ホールB5(1):アマービレ
講師:レナ・シェレシェフスカヤ(ピアノ)
受講生:ステラ・奈槻・ルグラ(ピアノ) パリ・エコールノルマル音楽院アーティストディプロマ課程1年
曲名:
1)ショパン:ノクターン ホ長調 op.62-2
2)フォーレ:舟歌 変ト長調 op.42-3
コメントと感想:
1.先ず、レナ先生が、流暢なフランス語で(日本人通訳もさすがにプロ)自分のレッスンの方針(楽譜に忠実、作曲家の意図を読み解く)を熱く10分くらい語った。
2.フォーレの舟歌に関しては、すでにレッスンをつけていて、大事なモチーフがベートーヴェンのソナタでも使われていることを語った。
3.次に、ステラさんが、1)のショパンを通して弾いた。とても、良い演奏だと思った。
それに対して、レナ先生は、「演奏は良いと思ったが、気になる点があった。」と言って、レッスン開始。
・左手の親指の打鍵の仕方
・減七度下がるモチーフの説明(ベートーヴェンのピアノソナタ32番の出だしを弾く)
この2点を丁寧に、何度も何度もレッスンしていたら、あっという間に、1時間たってしまった。
4.会場には、楽譜を持って来ている人。後ろの列の女性2人は話の内容からピアノ教師である。など、プロが聴いても、ためになるレッスンなのだろう。
5.小生は、今楽典の基礎をZOOMで習っているが、やはり、難しかった。もう少し勉強して、来年のラフォルジュルネ2025では、他の楽器のレッスンも聴いてみたいと思った。