2023/09/13 週末の文献紹介
X(旧twitter)で続けている、週末の文献紹介をまとめておきます。中身はリンク先へ飛んで下さい。
週末の文献紹介。菌根菌も年間13ギガトンくらいのCO2を固定してるという推計。日本の排出量が1ギガトンちょっとなので、結構貢献してくれていますね。木だけ植えるよりも、こういう生き物のつながりにも着目していきたいですね。 #NBSUpdates https://t.co/iMw825Yv9v
— 小坪 遊 Yu Kotsubo(めったに米を持ち歩かない人) (@SciKotz) June 10, 2023
週末の文献紹介もう一点は、OECDが12年ぶりに多国籍企業行動指針を改訂したという話。重要な変更点の最初に、気候変動と生物多様性に関する国際的に合意された目標(パリ協定や昆明ーモントリオール目標枠組みかと)に沿った活動の推奨が挙げられています。 #SDGs https://t.co/uhTWU6h8qK
— 小坪 遊 Yu Kotsubo(めったに米を持ち歩かない人) (@SciKotz) June 10, 2023
週末の文献紹介を早々に忘れていました。サイ関係2題。
— 小坪 遊 Yu Kotsubo(めったに米を持ち歩かない人) (@SciKotz) June 18, 2023
一つは、密猟防止のために除角したクロサイに見られた行動変化。南アフリカの10カ所の禁猟区(game reserve)で15年以上にわたり368頭をモニタリングした結果だそうです。自然死亡率の上昇は見られませんでしたが #保全https://t.co/19aGM3eYr8
で、週末の文献紹介。1本目は「宮脇方式」で知られる植樹に関する記事。そこそこ長いですが、非常に冷静な目線で宮脇方式を論じていて、今も続く(そして広がっている?)このやり方について考える上でよい参考資料となりそうです。 #生態系 https://t.co/J00uLUWWoy
— 小坪 遊 Yu Kotsubo(めったに米を持ち歩かない人) (@SciKotz) June 24, 2023
週末の文献紹介。2本目はこちら。「環境に優しい農業」や「再野生化」を考える上で非常に重要で分かりやすいコメントです。Natureから。一番の論点は、こうした施策の元では、気をつけないと食料生産が下るのに、その場合、それをどこから持ってくるのかという点かと。https://t.co/oUyaI7x3Qe
— 小坪 遊 Yu Kotsubo(めったに米を持ち歩かない人) (@SciKotz) June 24, 2023
週末の文献紹介。今週は、PNAS(ぴーえぬえーえすorぷろなす!)から、環境の保全にお金を投じた方がよさそうだけど、それって経済にブレーキではないのか、とりあえず経済発展に注力し続けた方が実は儲かるんじゃないのか、というのを調べてみたという話。https://t.co/p6AnSX7tQf
— 小坪 遊 Yu Kotsubo(めったに米を持ち歩かない人) (@SciKotz) July 2, 2023
RT
— 小坪 遊 Yu Kotsubo(めったに米を持ち歩かない人) (@SciKotz) July 2, 2023
そういえば、オイカワ丸先生のツイートと、とあるあずm…とある人とのやりとりで思い出しましたが、週末の文献紹介もう1本。これ、すごく参考になりました。
「人、動物、地域に向き合う多頭飼育対策ガイドライン~社会福祉と動物愛護管理の多機関連携に向けて~」https://t.co/MeA2Whodx6
週末の文献紹介。今週は、最近のもろもろ考えるのに役立ちそうな本を紹介します。以前出演させていただいたSpotify #すごい進化ラジオ でも取り上げさせてもらいましたが、科学をどう使えるか、社会とどうコミュニケーションしていくのかを考える上での良書です。ワシントン特派員経験者の三井誠さんは pic.twitter.com/ptmjYlov3a
— 小坪 遊 Yu Kotsubo(めったに米を持ち歩かない人) (@SciKotz) July 9, 2023
週末の文献紹介。今週はこの記事。ざっくりいうと、子どもに「庭や公園の動物の絵を描いて」というと哺乳類や鳥類などの脊椎動物ばかり描いてくるけど、実際は無脊椎動物の方が自然界には多いのだから、イメージは歪んでしまっているのではないか、みたいな話。#生物多様性 https://t.co/2mMjX2JkT0
— 小坪 遊 Yu Kotsubo(めったに米を持ち歩かない人) (@SciKotz) July 15, 2023
週末の文献紹介。一つ目は、生物多様性に「やさしい」農業を広げることは大事だけど、特に途上国では農業に従事する人の負担軽減を同時に実現しないと、そんなことは達成できないという、極めてまっとうな指摘をいろいろな論文を紹介しつつ展開したこちらの記事。#SDGs https://t.co/cnyfNmkzEa
— 小坪 遊 Yu Kotsubo(めったに米を持ち歩かない人) (@SciKotz) July 21, 2023
週末の文献紹介。もう一つは、EUで報告されている侵略的外来種の被害は過小評価で、研究者たちが推計し直してみたら、2017年の額は47億ドル→280億ドルと、約6倍になりましたよ、という論文。被害が報告されている種のデータをもとに、被害は報告されていないだけで、 続https://t.co/ICRa1yrmQs
— 小坪 遊 Yu Kotsubo(めったに米を持ち歩かない人) (@SciKotz) July 21, 2023
週末の文献紹介。一つ目はこちら、ネパールで移植されたヌマジカが次々死んでしまって、移植計画がストップしたというMongabayの記事。最近は移植や再導入のニュースを結構見ますが、とりあえず移せばなんとかなるわけではないことが分かります。#保全 https://t.co/3eX8ImA7RH
— 小坪 遊 Yu Kotsubo(めったに米を持ち歩かない人) (@SciKotz) July 30, 2023
週末の文献紹介。もう一つは、遺伝的多様性を保全する意義が分かる話。フランスの川で淡水魚について、30年間(毎年データがあるわけではなさそう)のデータを使って、遺伝的多様性の高い個体群と、劣化した個体群でbiomassなどを調べました。#生物多様性 https://t.co/PzodgYdTFc
— 小坪 遊 Yu Kotsubo(めったに米を持ち歩かない人) (@SciKotz) July 30, 2023
週末の文献紹介。一つ目は、最近の政府関係の文書から2件。国の国土形成計画と国土利用計画がまとまりました。
— 小坪 遊 Yu Kotsubo(めったに米を持ち歩かない人) (@SciKotz) August 5, 2023
形成=どう作っていくか、と利用=どう使っていくか、で別物ではありますが、まとめてざっくり見ていただければ大丈夫かと(私も全ては読めていません)。#生態系 https://t.co/UbA9Q4YLcz
週末の文献紹介。もう一件はグレート・バリア・リーフ。危機遺産への登録は免れ、少しだけ状況が改善したようなことが報じられていました。それに関連しての話。 #世界遺産 https://t.co/bVHR2l26x9
— 小坪 遊 Yu Kotsubo(めったに米を持ち歩かない人) (@SciKotz) August 5, 2023
週末の文献紹介。一点目はFAO(いまだにファオかエフエーオーかよく分かっていません)が公表した、世界のマングローブ概況レポート。ブルーカーボンやNbSの観点からも注目されていますが、こうした報告書は初めてだそうです。2000-2020の状況をまとめています。#生態系 https://t.co/uGPqAx91xY
— 小坪 遊 Yu Kotsubo(めったに米を持ち歩かない人) (@SciKotz) August 20, 2023
週末の文献紹介。もう一つは、MSCが先日出したプレスリリース。北西大西洋における、重要水産魚種への気候変動の影響と、それに備えた資源管理について提言しています。日本と対極のように紹介されることもある欧州の資源管理ですが、苦労もあることが分かります。 #資源管理 https://t.co/DrFD6fEIHW
— 小坪 遊 Yu Kotsubo(めったに米を持ち歩かない人) (@SciKotz) August 20, 2023
週末の文献紹介。今回は先日全然理解ができていないことを自ら書いた生物多様性クレジットについて、いろいろ勉強になった資料です。”The Future of Biodiversity Credit Markets”の名の通り、生物多様性クレジットについて、その設計のあり方や課題などについて、https://t.co/vEzuyviRM7
— 小坪 遊 Yu Kotsubo(めったに米を持ち歩かない人) (@SciKotz) August 26, 2023
週末の文献紹介。一つ目はちょっといつもと趣向が違いますが、写真絵本を2冊。どちらも淡水魚などの素晴らしい作品で知られる写真家の松沢さんによるものです。生態とか放流に伴う悪影響・リスクの視点で見ることが多かったので、別の視点から勉強になりました。 #生き物好き pic.twitter.com/ockdkOViet
— 小坪 遊 Yu Kotsubo(めったに米を持ち歩かない人) (@SciKotz) September 2, 2023
週末の文献紹介。二つ目は、今月18日に最終版が公開予定で本格スタートするTNFDに関する、三菱UFJリサーチ&コンサルティングのレポート。3回連載で、1回目は紹介済みでしたが再掲します。分かりやすいし、知っているはずで曖昧だった部分も整理されてとても役に立ちました。https://t.co/7RKq3tmGPX
— 小坪 遊 Yu Kotsubo(めったに米を持ち歩かない人) (@SciKotz) September 2, 2023
週末の文献紹介。一点目は、先日のIPBESの侵略的外来種アセスメント報告書に関連して4つの記事。
— 小坪 遊 Yu Kotsubo(めったに米を持ち歩かない人) (@SciKotz) September 9, 2023
まず、IGESの解説を再掲します。日本語ですし、まずは読んでみて下さい。https://t.co/RHd7ZL0GBn
週末の文献紹介。2点目は、外来種つながりでこちら。インドでの調査を元に、大型草食獣の数と在来植物の豊かさには正の相関があり、ゾウやガウルが侵略的外来植物がはびこるのを防いでるみたい、という話。 #外来種 https://t.co/57vF93WaK6
— 小坪 遊 Yu Kotsubo(めったに米を持ち歩かない人) (@SciKotz) September 9, 2023
週末の文献紹介。ちょっと多めですがもう一個ありました。ここでは、大型動物の持つ可能性を強調しましたが、実は湿地学会の市民公開講座で素晴らしい話を聞いてきたのでした。その図を探していました。見つかりました。 #生態系 https://t.co/N2SfwB9MZC
— 小坪 遊 Yu Kotsubo(めったに米を持ち歩かない人) (@SciKotz) September 9, 2023