名詞の不可算・可算(単数・複数)④-2:助数詞&単位2
副題:可算不可算の理想と現実(英文法の理想と現実)
名詞の不可算・可算(単数・複数)[UC(SP)]の深掘り版5
今回も、不可算・可算(単数・複数)個別項目の深掘り、助数詞と単位の続きです。(ナンバリングを⑤から④-2に再編)
この記事に対するコメントは不要です。ご質問はUNIPAのQ&Aからお願いします。
今回の検証内容:最初に前回の重要ポイントを整理
❶ 助数詞(原則、数える)と単位(原則、はかる)の違い
❷ 主語と動詞の単複一致問題(be動詞現在形は単数isか複数areか?)
主語と動詞の単複一致で難易度が一気に上昇
❸ 見た目には単複変化する可算名詞だが、本当は数えていない名詞も
❹ 英語では全ての具象物・抽象概念を数えられる・数えられないの2つに分類??
※学校英語や学術英語では扱われない視点も含まれていますが、「実用科学英語」と命名した意図が伝わるような内容になっていれば幸いです。
復習問題1:お金の深掘り復習(※dollarやyenは助数詞?それとも単位?)
① 一万円札を五千円札2枚と両替することはできる?(Yes or No)
② 一万円札を半分に切断したら五千円札2枚として通用?(Y or N)
③ 一万円札が1枚、数は1万か1か?
④ 1万円は一円玉で何枚?一万円札や五千円札では何枚?
枚数は、どの硬貨・紙幣が基準?(このネタはもう十分?)
⑤結局、お金は数える?数えない?(実は意外と複雑)
問題1:"two cups of water"表現について("two glasses of water"との違いが重要)
① この表現が成立する状況はアリかナシか?(定番説明「cupとglassの使い分け」をご存知の方も多いかも)
② 仮に"two cups of water"が主語の場合、be動詞現在形は単数isか複数areか?(定番説明とは違う視点も必要)
③ 日常生活で液体は数えられるか否か?宇宙空間では?【考える問題】(定番説明「容器」以外に何か思いつく?)
問題2:日本語「ワンカップ大関」の中の「ワンカップ」はどんな意味?(「ワンカップ」と「ワンコップ」は違うか同じか?)英語で「ワンカップ」と言えば?("a cup of XX"と"one cup of XX"は違うか同じか?)
問題3:液体と気体の深掘り(ほぼ上の問題1③の答え)
映画「明日に向かって撃て」の主題歌「雨に濡れても」の原題を検索して英語歌詞もご覧になった方は、液体を表す英語名詞の単複問題について理解が深まったはず。同じように、気体も特定の状況では数えられると言われて思い当たることはありますか?
問題4:時間の深掘り
以下の時間を表す単位(全て可算名詞で単複変化を起こします)を、数えられるものと数えられないものに分類
second, minute, hour, day, week, month, year, decade, century
※時間と言えば普通はどっち?全部一括でどちらか一方だけ?単位によって数える数えないの違いはある?
いわゆる学校英語や学術英語で整理しきれていない部分を考えてもらうための教材、面白いと思っていただけると幸いです。
※いくつもの記事に分けて段階的に説明を進めてきましたが、「実用科学英語」という名前にふさわしい解説になっていれば幸いです。
授業ではちゃんと解説しますが、一般公開はここまで。あちこちにヒントを散りばめてあるので、非受講生の方は辞書を引いたり自分で調べたりして考察してみてください。
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