子どもも大人も復習こそが成長のカギ

今日は私のサブのお仕事である家庭教師のお仕事から気づいたことを少し・・・

かれこれ20年ほど、細々とではありますが、家庭教師をしています。
小学生から高校生まで、そして様々なお子さんを見てきました。

共通していえるのは、成長が速いお子さんは概して復習がしっかりできる、ということです。

言うは易く行うは難し。。。

大人もそうですが、人は難しいこと以上に、面倒なことをやりたがらない傾向があると思いますが、復習はとても地味で目立たず、やってもやってもあまり褒められることがありません。

なのでどうしても復習がおろそかになりがちだと思うのです。

「今日はこの復習をやった」というよりは、
「今日は予習をここまでやった」という方が、お母さんから見ても、褒めやすいんです。

なぜか先取りの方が印象がよく、目立つし、褒められやすい・・・ですね。

これは大人もそうですが、
「今日は先日のプロジェクトの振り返りをしました!」
というよりも「最近、〇〇の資格の勉強をしているんです」
とか「〇〇の市場予測をしているんです」という方が褒められやすい。。。

だから子ども大人も復習にはなかなか手がつかない・・・
ところが、子どもの学習も大人の仕事も、
定着させたり、次に同じ間違いをしないようにしたりするためには、
何度も同じことを覚えたり、考え方を見直したり、繰り返しが抜群の効果を発揮します。(PDCAのCAですね!)

では具体的にどうしたらいいのか?
時間を空けて敢えて思い出す時間を創りだす、に尽きます。

塾からの帰り道にまずは1回復習。
家についてから親に自分で言ってみる、という2回目の復習。
寝る前に3回目の復習。
翌朝起きて4回目の復習。
1~3日経って5回目の復習。
1週間後に6回目の復習。

これくらいやると大体10年単位くらいで記憶に残ります。

特に受験生の合否は、保護者の方がこの復習にどれくらい付き合ってあげられるか、がカギです。

小学生といっても、勉強なんか見てあげられる自信がない、という言い訳をして、

勉強しなさい!

とひたすら外野からおしりをたたくことしかしない保護者もたくさん見てきましたし、どちらかというとそういう保護者の方の方が多いのですが、

復習につきあうくらいは、大人であれば誰だってできます。

保護者が、
「小学生の勉強すらつきあうの無理」というのは
ただ面倒くさいことの言い訳にすぎません。

大人も子どもも地味で地道な復習こそもっと大切にして
着実な成長を目指していくといいな、と思う今日この頃でした。

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