日記でも書こうかな


石川啄木の日記全般をさらっと読み、ローマ字日記をしっかり読んだ。

最近わかってきたんだけど、共感できるクズは大体お茶目だ。

でもこの日記によって私の中での石川啄木の存在が三島由紀夫を超える面白になってしまった…普通に当時の生活とか窺い知れて興味深いんだけどそれよりも何よりも日記だからかクズが包み隠さず書いてあって面白すぎる。

さわりを読むだけでも

金田一くん
クズエピソード
金田一くん
ゲスエピソード
クズエピソード
金田一くん
文学イキリからのゾクフーからのドクズ
からのハムレット
…で文学イキリに戻るのかと思えば病気になってニートとしてゆっくりしたいできれば金も欲しい

寝たらどうでもよくなった金田一くんと花見

みたいな調子でもうすでにいろんな意味で胸焼けしそうだ。

普通に私の趣味と実益を兼ねる楽しい本だなと思った。

ほぼ毎日つけてるのがなかなか良い。

普通に明治時代の文化をうかがい知れるのも面白いし、寝たらどうでもよくなったんだなとかもわかるし、なんというかリアルタイム感がある。ブログみたいだ。

石川啄木が現代人だったらSNSの人気者だった気がするそもそも歌人だし。

あとソフィアコッポラのマリーアントワネット的な時代は違ってもみんな青春!みたいな雰囲気も感じた。

私が近代文豪の純文学が好きなのは単純にふんわり人となりを知っているから友人の日記を見る気持ちで楽しめるからなのだが、後から読み返すとこんなに面白いものかと思って自分でも日記をつけたくなった。

恐らくはつけないと思うけど。

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岩村月子
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