【占いなどは究極に空気が読める人のパターンがお多いが…その一つの指標として返答の時間が考えられる】
以前、占いは相手の返答スピードで判断している可能性があると書いたが、より詳しい研究を紹介
質問の返答を大きく3つに分けると「知らない・肯定的・否定的」があるが
知らないの返答には600㍉秒
肯定的な返答には35㍉秒
否定的な返答には60㍉秒にかかる。
対面での占い系はこの僅差を捉えてる可能性が高い
※参考文献1
「知らない」という応答が遅い理由は2つ考えられており
①認知処理に時間がかかる
質問をされるとまずその質問を知っているか否か判断するが、それが知っているより時間がかかると思われる。
②その応答遅延に意味がある
「返答に戸惑っている」「自分は相手が望むような返答はできない…」と遅い返答から相手へ無言のメッセージを飛ばしている可能性。これは相手へ敵対心が無いことも現せられる。
※参考文献2
※参考文献3
肯定的・否定的返答の時差の理由にも2つあると考えられており…
①認知処理の違い
精神物理学である実験がある。被験者に同時に2つの色を見せて、両方同色の時と異色の時でそれぞれ別のボタンを押してもらうもの。
結果、2つが同色だと「早く正確くにボタンを押せた」
(400㍉秒)。しかし、2つの色が別々だとボタンを押すまでの反応が500㍉秒まで伸びてしまった。
このようにただ肯定的な判断をするより、一度否定的な判断をする方が僅かに時間がかかってしまう。
②「イエス」と答えたいのに答えづらい
そもそも人間の返答の3/4が「イエス」と答えるそうだ。
普通に考えると1/2のはずなのにイエスに偏ってしまう。
これはイエスと言いたいが言えない優柔不断さも含まれている可能性
逆に言うと、「3/4のイエス」は質問者もイエスと言わせるように気を使っていることも言える。
相手の表情や態度などを観察し…
例えば…つまらなそうにしていると「映画面白かった?」ではなく、「映画面白くなかった?」と逆説で質問をして「イエス」の回答を高めている可能性もあるということ。
会話は相手とのバランスを互いに考えて作り上げられているのがよくわかる。
※参考文献4
sciencedirect.com/science/articl…
※参考文献5
https://psycnet.apa.org/record/1987-20965-001