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【科学的根拠があるのにメディアでの取り扱いが少ない理由】

普段書いている記事は、科学論文を付けて説明していますが
なぜメディアでは取り扱いがあまり無いのか?

これはまだ根拠が薄い?
内容自体が嘘だから?

色々考えられるかと思いますが、科学研究は日々変化していきます

その進歩を、ある意味「嘘」と捉えたり、「根拠が薄い」と捉えるのは個人の自由だと思っています

しかし、少なくとも僕は、世界中の天才と呼ばれる研究者たちが、人生をかけて出した現在の研究成果を信じているため、信憑性の高い研究(質の高い論文)を一緒に添付しています


今回は、そんな科学的根拠がある分野でも、メディアが全く紹介しない理由について書いていこうと思います

漠然と理由を書いても分かりづらいので、以前記事で紹介した「終末糖化産物(AGEs)」を例に説明します
※参考記事

AGEsは、体内で過剰な糖分とタンパク質が結びつくことによって生成される有害な化合物です

このプロセスは糖化と呼ばれ、AGEsは細胞の機能を損なうだけでなく、慢性炎症や老化を促進する要因ともなります
特にAGEsの蓄積は糖尿病や心血管疾患、さらには死亡リスクを高めることが多くの研究で確認されています


では、本題の科学的根拠があるのにメディアでの取り扱いが少ない理由について…

複雑な科学的概念
 AGEsや糖化のメカニズムは専門的で、一般の読者にとって理解しづらい場合があります
科学的な内容は、視聴者の関心を引くために簡潔でわかりやすい情報が求められるため、複雑なテーマは取り上げられにくい傾向があります



他の健康問題との競争
メディアは、特に視聴率や読者数を意識して、より広く認知されている健康問題(例えば、肥満や心臓病、がんなど)を優先的に取り上げることが多いです
AGEsに関する情報は、これらの問題に比べて一般的な認知度が低いため、取り扱いが少なくなります



予防策の難しさ
AGEsの蓄積を防ぐためには、食生活や生活習慣の改善が必要ですが、これらの変更は個人の意志に依存します
メディアは、具体的な行動を促す内容よりも、即効性のある解決策や製品を紹介することが多いため、AGEsに関する情報が後回しにされることがあります



社会的な関心の欠如
AGEsに関する研究は進んでいるものの、一般の人々の間での関心がまだ十分ではありません
健康や美容に関するトレンドは常に変化しており、AGEsがその中心に位置することは少ないため、メディアもその重要性を強調しにくい状況です




つまり、AGEsの危険性は科学的に明らかであるにもかかわらず、メディアでの取り扱いが少ないのは、複雑な科学的概念、他の健康問題との競争、予防策の難しさ、そして社会的な関心の欠如が影響していると言えます

今後、AGEsに関する理解が深まることで、メディアでの取り上げ方も変わる事を願っています

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