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【進化で嫌な性格の淘汰は起きなかったのか?】

過去にもツイートしたが、集団内では希少種のが有利に働く事がある。(※頻度依存性)

性格分析でなぜ一方の性格特性だけが淘汰されなかったのかがわかる。

例えば、進化の過程で外向性の高い方が有利なら人類全員外向性が高いはず。。。

そうならない理由…

一つの例として…

何人かからなる人類のグループがあると考える。

彼らは資源をめぐって別の個人と対立すると、闘うか引き下がる(極端に協調性)かを選択して生活をしているとする。

はじめは常に引き下がるメンバーだけしかいなかったが、ある時突然変異で闘う個体が現れる。

すると…

闘う個体は一気に力を付けて、資源をどんどん独り占めできるようになる。

その結果、彼の遺伝子(協調性が低い)が繁栄し集団の過半数を越えだす。

自然と闘う個体同士が出会うこと増え、互いに傷つけあって双方が手痛い結果になる。

やがて集団の95%が攻撃タイプになると、対立により多くが傷つく。

そうすると善良(協調性が高い)な人が、力を合わせることにより「闘いから生じる怪我の代償」を負わなくて済むようになる。

こうして善良な彼らの適応度が高くなり、また善良(協調性が高い)タイプが増えだす。

このような事の繰り返しから、性格特性が極端にどちらかに偏ることなく進化してきたと言われている。

事実、リンダ・ミーレイ博士もサイコパシーの進化に頻度依存性シナリオを提唱している。

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しげ@学生時代の落ちこぼれを引きずる30代パパ
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