自分の物差しで測り続ける

2学期は、学校に投稿するよりも家にいる日の方がずっと多かった中1ムスメさん。でも、テスト勉強には気合が入ります。

先日の3連休はずっと勉強。そして、昨日も。

あーしんどー!
わからへん!

と煮詰まる様子も見せたので、息抜きに一緒に出掛けたりもしました。

2学期の中間テストの時は、各教科から出される課題がほとんど間に合わず、先生に「いつでもいいよ。できたところまででもいいから、提出して。」と声をかけてもらっていたにもかかわらず、手を付けずじまいで終わったものがたくさんありました。

今回は、

「理科と英語の課題、終わった~!」

と、どうやら提出期限までに課題をやり終えた様子。
英語は塾でも勉強しているので、理解できる部分もあるのですが、理科は授業に出てないところはYouTubeの動画を探して、自分で勉強していました。

一緒にお風呂に入ってるときに、鏡に書きながら、
「これが、反射角で~。これが全反射のときやろ。」
「redのスペルは~。」
自分の頭の中に入ってるものを、復習していました。

「塾の先生が、英語はしゃべるよりも書く方が大事っていうねんけど、しゃべる方が大事やんな~って友達と話しててん。」
とムスメが言うので、
「日常の中では、書くよりもしゃべる方が大切やね。でも、テストに取り組むという点では、書けることも大切やねん。日常で使うことと、テストで必要とされることが違うよね。」
という説明を私はしました。

公立中学に通って、テストを受けると決めた以上は、やっぱり求められることを身に着けるのも必要かなと私は思います。でも、英語はしゃべることが大切と話すムスメの考えも、一つの貴重な意見です。自分の考えと、今自分がいる場所で求められることの違いをどうするのか。そこは、ムスメ自身で試行錯誤してくれたらいいな~という気持ちを込めて、こういう伝え方をしています。

私自身は、中学の勉強は苦手じゃなかったし、子どもたちと一緒にもっと楽しくテスト勉強したいなぁ~という気持ちもあるんですけどね。
子どもたちがそれを望んでない以上は、そのうち機会があればいいな~程度で自分の願望は心の片隅に置いています。

授業に出てないけれど、自分が納得できるまで勉強をやり切る!
というスタイルの娘は、テストが始まる今日の朝は5時起きで勉強していました。

そんなに頑張れるなら、普段から授業に出て、みんなと同じペースで勉強したほうが楽じゃないの?

と、考えてしまいがちですが。ムスメにとって、今一番自分らしく頑張れるやり方がこれみたい。

普段、学校に行かないときは、アニメ見たりYouTube見たり本読んだり。
塾の宿題以外は、全く勉強するそぶりを見せないのに。
やると決めたら、自分で情報収集しながら、精一杯がんばる。

誰かを羨ましがったり、誰かを否定したりせず、自分は自分、相手は相手と違いを素直に受け止める。それは、自分の物差しを大切にしているから、自然と相手の物差しも大切にできるんだろうな~って私は感じています。

枠があると、枠の中が正しくて、枠の外が間違ってる、みたいな二元論的な考え方になりやすい気がしていて。(ムスメの立場から言うと、学校に行ってない人と行ってる人、って感じかな)
枠を作るのではなく、自分の物差し、つまりは自分の基準をしっかり持って、人によって物差しが違うという認識を持つと、いい、悪いではなく、ただ基準が違うんだな~って理解しやすいんじゃないだろうか。(娘の場合は、自分が勉強を一番頑張れるペースという物差しで日常を送ってる)

自分の物差しがしっかりしていると、人との違いはただの違いでしかないけれど、自分の物差しがはっきりしないと、人との違いに影響を受けて、自分の基準がわからなくなるから、違いを否定して自分を正当化したいっていう心理状態になるのかな~。

ということで、長くなってしまいましたが。
わが家では、家族であってもそれぞれ自分の物差しは違います。意見が違う時は、できるだけ違いを分かりやすく説明するようにしています。
そうすることで、より互いの物差しを認め合えるし、磨き合えるから。

何が正しい、間違ってる、どっちがいい、悪い、とついつい考えてしまう。でもそれをやめたいんだ、と思っている人は、自分の物差しがどんなものか、相手の物差しがどんなものか、を観察するクセを身に着けてみるとどうでしょうか?

長く、とりとめのない文章を最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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