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【大学編】学生時代にして良かったことは何か

僕自身、大学4年間様々なことに挑戦しました。

あくまで結果論としてではありますが、4年間でしてみて良かったなと思う体験を一般化して書いてみます。


【1】  古典に触れること


主張したいのは、多読のすすめではありません。

大切なことは、「緊急ではないけれど重要な」内容が書いてある本を読むことだと思っています。その代表例が古典です。

社会人になると、読書に使う時間の絶対量は減少する可能性が高く、読む内容も目の前の業務に必要な具体的な内容が増えます。

それに伴い、「生命」や「愛」など抽象的な問いを扱う本に触れる優先度はどうしても下がってしまいます。

なので、時間を比較的自由に使うことのできる学生時代に古典に触れることは、非常に重要な意味を持つと思うのです。

昨今は、読書のプロが本の内容を要約をするサービスもあります。

しかし、何世紀にも渡り読み継がれる名著は、時間のあるうちに行間まで味わいたいところです。

とは言いつつ、古典は内容が難しいことが多いので、要約は補助の機能として使用するのがオススメかなと思います。

そして、古典の数は膨大です。

何から読み始めればいいか迷う人は、まず世界の有名大学の学生が、課題図書として読む古典に触れてみることをお勧めします。

勿論、本屋へ行き、自分の直感を大切に本当の出会いを楽しむ感覚も大切だと思います。


【2】 各地に拠点をつくること


これは、全国に家を買ったり、借りたりすることではないです。

シンプルに言えば、世界や日本全国に足を運び、交友関係を作り、いつでも立ち寄ることのできる居場所を沢山作っておく、ということです。

今後は、1つの地域に定住することが、当たり前ではなくなります。

背景の1つとして、IT技術の発達や働き方改革、また新型コロナウイルスの影響によるリモートワークの増加があります。

更に、今後は日本全国、また世界のどこでも働くことができる時代に突入する可能性もあるでしょう。

現に、ヤフーは通勤手段の制限を緩和し、居住地を全国に拡大できるなど、 社員一人ひとりのニーズにあわせて、働く場所や環境を選択できる人事制度を拡充することを発表しました。

したがって、全国に拠点をつくれば、より柔軟な働き方ができるようになります。


具体的に各地に拠点をつくる方法は、例えば以下の3つが候補になります。

①出身地が自分とは異なる友達を沢山つくり、遊びに行く
②全国のゲストハウスを訪問し、ホストと仲良くなる
③移住体験プログラムに参加する

特に①はサービスではなく、私的な繋がりであるため、訪問させていただいた際は料理や掃除などの手伝いをする、また自分の出身地も案内をするなど、相互に与え合う心がけが大切になります。

③について、ここ5年間くらいで移住体験プログラムが全国的に増加しているイメージがあります。

有名なプログラムのURLを以下に添付しているので、気になる方は是非チェックしてみてください。


【3】 1つのことを長期的に継続すること


前提として、継続する内容に制限はなく、運動や音楽、勉強、何かのコレクション、何でも良いと思います。

僕は、1つのことを長期的に継続することによって、以下の3点のメリットがあると考えています。

①詳しい分野が1つ確立することで、自分に自信がつく
②同じ分野に興味を持つ友達が増える
③将来的に仕事に繋がったり、新たな趣味に発展する

僕は大学4年時点で1,000本以上観ました。

映画が平均2時間/本だとして、2,000時間。読書や大学での授業を合計すると、3,000時間ほど「映画」に費やしたことになります。

1万時間の法則* には届きませんが、詳しい分野が1つできたことで、自分に自信がつきました。

そして、同じ趣味を持つ友達と繋がることで、交友関係が広くなりました。

今では、SNSで映画に関する情報交換を頻繁に行っています。

また、最近は映像の撮影を自分で行うようになり、新たな趣味に発展しています。

映画を多く観た経験、自分で映像を撮影をした経験が、将来的に間接的だとしても仕事に繋がる可能性もあります。

①〜③も重要ですが、物事を継続すると対象のことがより好きになるため、あくまで結果論ですが、何かを継続することはオススメです。

* この法則には一定の批判があります、詳しくは以下をご覧ください


【4】 お世話になった高齢の方に恩返しをすること


先日「【時間】「将来」してあげたいことより「今日」できること」の記事を投稿しました。


本記事では、特に祖父母や近所のお爺さんお婆さん、足繁く通った定食屋の主人など、お世話になった高齢の方に恩返しすることの重要性について触れていきます。

厚労省の令和2年簡易生命表によると、男性の平均寿命は 81.64 年、女性の平均寿命は 87.74 年です。

あくまで統計的な話ではありますが、もし大切な人が80歳以上の場合、あとどれくらい一緒に時間を過ごすことができるでしょうか?

僕は祖父を亡くしています。

当時はここで主張していることの大切さに気づいておらず、車椅子で散歩に連れて行ってあげられなかったことを強く後悔しています。

恩返しの方法は、きっと何でも良いと思います。

当然、料理や洗濯、散歩などのお手伝いをすること、プレゼントを渡すことは素敵な恩返しです。

僕は同時に、彼らの経験に耳を傾け、会話をするだけでも素敵な恩返しになると思っています。

最先端技術や最近の流行については、一般的に若者の方が詳しいでしょう。

しかし、「家族」や「愛」、「友情」など本質的で人間にとって普遍的に重要な価値観やテーマについて、彼らの深みは1段も2段も異なります。

なぜなら、僕たち若者と比べて、人生で切り抜けてきた修羅場の数が桁違いに多いからです。

上記の記事でも書きましたが、僕が大切なことは次のことだと思っています。

「いつかしてあげたいこと」ではなく、「今日できること」

「学生時代にしかできないことは何か?」という問いは頻繁に聞かれますが、僕はこの【4】は唯一にして最重要な解だと思っています。


最後に


学生時代にして良かったことがあれば、しなくて後悔していることもあります。

もし良ければ、以下の記事も併せてご覧いただけますと幸いです。


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