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Blueberry Hill

「ブルーベリー・ヒル Blueberry Hill」は1940年にヴィンセント・ローズVincent Roseが作曲し、アル・ルウィスAl Lewisとラリー・ストックLarry Stockが作詞したポピュラーソング。ジャズだけではなくR&Bでも演奏されるスタンダード。

歌詞は別れの曲で「ブルーベリーヒル」は相手との出会いの場所でもあり思い出深い場所でもある。そういった場所と別れてしまった相手を想った曲。

録音

The 5 Red Caps/Steve Gibson And The Red Caps (NYC May 1949)
Steve Gibson (Bass Vocals, Guitar); Romaine L. Brown (Baritone Vocals); Jimmy Springs (Tenor Vocals); David B. Patillo (Tenor Vocals); Earl Plummer (Tenor Vocals); Unknown [possibly Joe Jackson or Emmett Mathews??] (Drums); Unknown [possibly Dave Patillo?] (Bass)
参加メンバーがわからないのだけれど、Red Capsの録音。最高にかっこいいジャイヴ・コーラス。私としてはこの録音が一番好きでまさにジャズからR&Bの間のジャイヴの世界を楽しめる録音だと思う。

Fats Domino (Hollywood June 1956)
Fats Domino (vocal, piano); Buddy Hagans (saxophone): Wendell Duconge (saxophone); Eddie Silvers (saxophone); Lawrence Guyton (bass); Walter Nelson (guitar); Cornelius Coleman (drums)
ファッツ・ドミノの録音が一番有名かもしれない。プロデュースはデイヴ・バーソロミュー。私個人の話で言えば、音楽をやっていた時に頑張って分析的に聴いた録音。ニューオーリンズR&Bを洗練させたような録音で、シャッフルのリズムとレイドバックした演奏と歌が大変心地よい。それとサックスのセクションが素敵。

New Orleans Nightcrawlers (New Orleans 1996)
Barney Floyd (Trumpet); Kevin Clark (Trumpet); Craig Klein (Trombone); Steve Suter (Trombone); Jason Mingledorff (Tenor Saxophone); Eric Traub (Tenor Saxophone); Matt Perrine (Sousaphone); Peter Kaplan (Snare); Frank Oxley (Bass Drum)
洗練されたアレンジが特徴のニューオーリンズのブラスバンドのナイトクロウラーズ。いまでは大ベテランたちが参加している。トム・マクダーモットはプロデューサー/アレンジャーとして参加。

Bob Jay & ABC swing band (Pistoia 2022)
Roberto Uggiosi "Bob Jay" (Vocal, Guitar); Emiliano Tozzi (Tenor Saxophone); Daniele Biagini (Piano); Leonardo Tozzi (Bass); Gabriele Gai (Drums) Others Unknown
イタリアで活動しているボブ・ジェイのバンドの実況録音。ゆるやかに活動している様子。ゲストとして参加しているメンバーもわからなかったのだけれど、スローなテンポでかっこいい録音。


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