大学と連携して地域の子どもたちにテクノロジーの楽しさを伝える
子どもたちのテクノロジーに触れる機会が少ない
近年は、プログラミング教育などテクノロジーを活用した教育が求められており、私たち高校生は「情報Ⅰ」という教科が必修化になりました。しかし私たち高校生も、周りの小中学生もスマートフォンやPC、ゲーム機に触れる機会はありますが、実際にテクノロジーに触れてものづくりをしたり、自分でつくったりする機会はほとんどないと感じました。
「GIGAフェス in 札幌国際大学」に出展
2024年8月8日(木)〜8月9日(金)に札幌国際大学で開催された「GIGAフェス in 札幌国際大学」に出展しました。
こちらは、子どもたちがドローンやプログラミング、VRなどのテクノロジーに触れることができ、小・中学生の子どもを中心に、地域の方々が多く訪れるイベントでした。
そのイベントの中で私たちはブースを出展し、子どもたちにテクノロジーに触れてもらい、「楽しい」「面白い」「自分もつくってみたい」と思ってもらえるような体験型のコンテンツを展示しました。
磁気センサーを使った宝探しゲーム
まずは、磁気センサーと磁石を使った宝探しゲームです。
こちらは、ダンボールで作成した箱の中に、大きさと磁力が異なる磁石が5つ入っており、どの磁石がどこに入っているのかを推測するゲームです。磁気センサー、フルカラーLED、スピーカーを使い、磁気探知機を開発しました。
この磁気探知機は、磁力によってフルカラーLEDの色とスピーカーから鳴る音が変化するようになっており、5つの磁石を見分けることができるようになっています。
加速度センサーを使った3Dパズルゲーム
続いては、加速度センサーを使った3Dパズルゲームです。
こちらは、加速度センサーで角度を計測し、「X軸回りの角度」「Y軸回りの角度」「Z軸回りの角度」の3つの角度が設定されており、スクーミーボードを回転させることによって設定された角度を当てるゲームです。
ダンボールで作成した箱の中に、大きさと磁力が異なる磁石が5つ入っており、どの磁石がどこに入っているのかを推測するゲームです。
フルカラーLEDが使われており、
「X軸回りの角度」が合っていると「赤色」
「Y軸回りの角度」が合っていると「青色」
「Z軸回りの角度」が合っていると「緑色」に光ります。
3つの全ての角度が揃うと「白色」に光るようになっており、
2つの角度が揃っている場合は、2色を混ぜた色「紫色」「水色」「黄色」がそれぞれ光ります。
距離センサーを使ったデジタルポスター
最後は、距離センサーを使ったデジタルポスターです。
こちらは、距離センサーに人が近づくと、ペンギンが「今日は来てくれてありがとう!」と言ってくれるセンサーです。
色々なイベントに行くと「来てくれてありがとう!」と書かれたポップをよく目にしますが、こちらは実際にブースに遊びに来てくれた1人1人にその場で「ありがとう!」を伝えることができます。
イベント出展の感想とこれからの展望
今回のイベントを通して、子どもたちの笑顔にたくさん出会うことができました。
今までも、ものづくりを授業や趣味として行ってきた経験はありましたが、実際に自分のつくったものを目の前で使ってもらい、感想をもらう機会はありませんでした。
このイベントを通して、ものづくりの楽しさに改めて気づくとともに、実際に自分のつくったものを使ってもらい、喜んでもらうことがとても嬉しいことだと感じました。
このイベントを通して、子どもたちにもテクノロジーを用いたものづくりに興味を持ってもらいたいですし、自分でもつくって見ようと思ってもらえたら嬉しいです。