
ICTを知る、地域を知ることからはじめようという話
taguru.ioに新たな機能として追加されたマッピングモード。
こちらは、写真をアップロードした位置情報を読み取り、地図上に赤のピンがたつ、つまりマッピングされる機能です。
taguru.ioはこちらから利用することができます。
taguru.ioがなんのために作られたかというのはこちらのマガジンで紹介しております。
そう、あくまでも、どの場所でアップロードしたのかなので、鎌倉の大仏の写真を撮って、山梨市でその写真をアップロードしても山梨市の位置にピンがたちます。駅で写真を撮って、その場でtaguru.ioにアップロードすれば、そのアップロードした場所にピンがたちます。
これはPCで確認をした時のものですが、こんな感じで、写真と位置が一致します。もちろん動画やメモ、参考リンクなどを貼ることもできます。
アップロードしたものは、1つの地図にピンがたちます。この地図はユーザーが共有して使う地図です。サービスが爆盛り上がりすれば、至るところがピンだらけになるかもしれません。
もちろん、検索やフィルタリングをかけることもできます。
そして、このマッピングモードには、共同編集という機能があり、その位置情報について他のユーザーがあげたものを編集することができます。見たことない生き物の写真をアップロードして、これ知っている?ってメモをして、誰かが答えるなんてこともできます。
で、今回はこのマッピング機能で創りたい未来の紹介です。
ICTを知る
究極のながら学習を推奨し、文化をつくるtaguru.ioですが、このマッピングモードもながら学習に最適なツールです。なんのながら学習かというと、フィールドワークです。歩いて、その場所を写真撮って、人の話聞いて、メモして、教室に戻ってきて写真をプリントアウトして、模造紙に貼って、という作業は、イメージがつくのではないでしょうか?
もちろん、模造紙にみんなで書いていく・貼っていくという作業というのは、ザ・勉強みたいな感じで、みんな好きですよね。とても大事なことだと思っています。
taguru.ioの新機能マッピングモードでは、それをスマホ1台で完結させます。
1)写真をとる(場合によっては動画をとる)
2)メモをする
3)投稿する
4)その写真の位置が地図にマッピングされる
5)クラウドに共有され、エクセルにデータが保存される
そのあと、教室に戻ってきて、PC画面をプロジェクタで写してみんなで見ながら、共同編集モードにして、スマホで追記し、必要であればその情報を模造紙に書いていく。
今までその場所の住所を知るのもの地図よりも、スマホだったと思います。で、メモはなんか専用の紙か、スマホのメモ機能。このtaguru.ioのマッピングモードでは、写真の共有・メモの共有が即できます。そんな機能です。
そしてこれは、もうイメージができるかと思うのですが、学び意外でももちろん使うことができます。例えば災害時、このエリアはこうなっているとかの情報共有。点検時、そのものの状態共有など多くの場面で使うことができます。このくらいさらっとしか言いませんが、あとはユーザーが最適な使い方を考え活用すればいいと思います。
ポイントは、『やっていること自体は変わっていない。』ということです。結果としては、同じことです。ただ今まで行っていたことに、ICTツールをうまく活用することで、時間短縮やさらなる効果を出すことができます。
地域を知る
ここまでフィールドワークを簡単にさらっと行うことができれば、もう少しこういった時間をとることが増えて、結局、地域を知る機会が増えるのではないでしょうか。そしてこれは、その地域専用の防災マップアプリをつくることなどにもつながってきます。つまり、自分たちで使うデータを自分たちでつくることができるのです。そしてこれは、自分たちで自分たちの地域を守っていくにもつながります。
なんのためにフィールドワークをするのかと考えた時、大きな地図に写真とか付箋とかが貼ってあるものをつくることが目的ではないです。フィールドワークを行ってできた情報がデジタルデータとして共有されているものになっていれば、この地域に引っ越してきたばっかで何も知らない人支えになることだってできます。引っ越してきた、次の日に災害が起こることだってありえない話ではありません。その地域で使う仕組みをその地域でつくりあげるということは、とても大切なことです。
日常になる
同時に普段使っているものが緊急時に役に立つということ状態を作り出していかないとと考えています。Twitterでは最新ニュースをテレビや新聞などよりも高速にアップデートします。インスタグラムやフェイスブックでの安否確認、LINEでのコミュニケーション。しかし地図というものは意外にありません。taguru.ioは学びのプラットフォームです。その普段学んでいるツールが緊急時に役に立つことのできるツールになることが大切だと考えています。地図だけではなく動画にメモをすることができるサービスですので、そういった今届けないといけない動画をメッセージを添えてより早く届けることが可能です。
安易に、アップロードした場所を地図情報にするという単純な仕組みですが、創ることのできる未来があります。ICTを知ることで、地域を知ることができる。誰にでもやさしいICTを目指します。
地域を知る その2
ということで、このマッピング機能をもっと地域を知るためのフィールドワーク専用機能として教材付きでスクーミーに実装していきます。テーマは、防災・減災、福祉、防犯など、日常で学びで活用していたものをそのまま緊急時でも活用できるような仕組みとしてアップデートしていきます。
これに関しては、コミュニティを創り、みんなで考え、作っていくことができればと思います。
スクーミーはこちらから利用することができます。