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【No.8】次亜塩素酸ナトリウム

こんにちは実験好きなトラ猫です。
今回は塩素臭い漂白剤の中身
『次亜塩素酸ナトリウム』を
作っていきたいと思います。

次亜塩素酸ナトリウム

次亜塩素酸ナトリウムは
塩素系の漂白剤に使われています。
化学式NaClOで表される
塩素の化合物です。

除菌や消臭ができる
アルコールの次に有名な
液体です。

※注意

今回作るのはマジで塩素が出てくる
化学物質です。
(一応水酸化Naの時も出ましたが)

マジで気をつけて下さい。
今までの実験と違い
第一次世界大戦で使われた
塩素ガスが出ます。…

なんてちょっと脅かしましたが
今回出るのはたいした量じゃないので
ほんの少し気をつければ大丈夫です。

漂白剤はご存知の通り服につくと
「あら大変真っ白」

という具合に白くなります。
なのでくれぐれも服にこぼさないように
注意して下さい。

色落ちしちゃっても
責任は取れません。

では早速作っていきましょう

実験!

まず次亜塩素酸ナトリウムの
化学式を見てみましょう

“NaClO”
なんか見たことありませんか?
そうです!

食塩“NaCl”にそっくり
Oがくっついてるだけ
簡単ですね

材料はそのまんま
食塩水だけです。

作り方もとっても簡単
このブログではもはやお馴染み
電気分解!

今回の電極は前回マンガン電池から取り出した
炭素棒くんです。(プラチナがあればプラチナで)

では特に何かあるわけでもないので
早速電気分解していきましょう!

①まず飽和食塩水を用意し
ガラスかポリエチレン(以後PE)の容器に入れます。

②陽極(+極)は必ず炭素か白金で行いましょう
陰極はまあ正直なんでもいいです。
鉄でもステンレスでもとにかくなんか
電気が通るものを用意して下さい。

③後は電源装置か電池に繋いで
1時間くらい置いときましょう

④電気分解が終わると炭素電極でやった場合
炭素が細かい粒子になって水溶液中を
飛び回っています。

なので忌々しいこいつらを取っちゃいます。
方法は活性炭を突っ込むだけ!

靴の消臭剤として売られていたり
上質な炭としても作られています。

備長炭などの炭は空気を入れて
ガンガン燃やすと1200℃くらいになって
鉄を柔らかくする事ができる温度まで上がります。

まず最初にコーヒーフィルターなどで濾過します。
そんでもってこの備長炭を
炭素が暴れている水溶液の中に叩き込みます。
そのまま放置すると、あら不思議

水溶液が透明になります。

よく泥水を綺麗にする方法で
砂利や活性炭を入れますが
このように色々と活性炭が吸着してくれるのです。

さてこれでいい感じに
透明になりましたね
塩素臭い水溶液の出来上がりです!

最後に

次回はこの次亜塩素酸Naとあるものを混ぜて
有機溶剤を作るためのこのあるものを
作ります。

お楽しみに!

最後まで読んでいただきありがとうございます。
これからもとにかく色々書いていくので
フォローがまだの人はフォローよろしく

実験好きなトラ猫でした
それではまた

バイバイ!

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