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012写真屋さんって いったい・・・

こんにちは 学校写真のエキスパート 田賀谷浩です。
いつもご愛読くださりありがとうございます。
前回の流れを踏まえて 若干自戒と苦言の話・・・

2024年は業界がいろいろと話題に

2月には とある撮影業者によるXアカウントでの「入学式の撮影出来る人100人募集」との投稿に対して どんな人が学校に出入りするか分からないのは不安との声が殺到し 大炎上
4月には 「運動会で5,000枚撮影してギャラ2万円安すぎ」とサイトで話題に

今年は学校写真業界が報道ベースに載る機会が増えました。どちらかと言うとほとんどがネガティブな話題で。好意的な話題で採り上げられていないのは残念ではあります。まぁ業界の当事者として捉えるとそれも仕方がないかなぁ。何せうちでも代行カメラマンへのギャラ一つとっても、昭和な頃から変わってないですし。

話題になるのは悪い事ではない

とはいえネガティブな内容で話題になるのは悪い事なのかというと、以外とそうでもないのではないでしょうか?
だいぶ前になりますが、私のメンターにこう言われました。
「インターネットの世界で非難されることは決して悪い事ではない。悪いのは無視される事だ」
体感ですが就業してから40年の間、学校写真が世間からこれだけ関心をもたれている時はありません。ピンチはチャンスといいます。改善を求める声がこれだけ外部環境から上がるということは、学校写真業界にとってはまさに今が体質改善の千載一遇の好機ではないかと思うんですね。

相手が主役 はいいんだけど

写真を写す立場としては写される側が常に主役。なので写真舘業界の人はいい意味で出しゃばらず控えめで引き立て上手。依頼者に自己主張を自重する有りよう自体は尊いのですが、にしてもあまりに「こうあって欲しい どうにかならないか」と言わなさすぎかな と思います。

「入学式が午前と午後とに分散開催だと有り難いのですが」
「運動会を平日に行う事を検討していただけないでしょうか」

学校側に聞き入れていただけるかどうかはともかく、切実な思いを共有してもらってともに解決策を見いだして行くことで、業態が護られるのではないでしょうか。

こういう時こそ業界団体からコメントを

写真舘の業界団体である 日本写真文化協会は一般社団法人、日本写真館協会は協同組合と 共に法人格を所有しています。公的認証を受けているという立場は社会へ問題提起する際には強みとなるはずなんです。

学校写真業者としても、個店で自助努力で対処していくのもそろそろ限界が見えてきているタイミングで、奇しくも世間が注目してくれ始めています。こういう時にこそ公的認証団体が声を上げて、業界としてこうありたい、こうあって欲しいという考えを世に示して欲しいものです。

ということで今回はこの辺りで。
最後までお読みいただきありがとうございました。


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