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019行事の撮影方法#005 校外活動編3

こんにちは 卒業アルバムと学校写真のエキスパート 田賀谷浩です。
いつもご愛読くださりありがとうございます。

校外活動取材ネタの3回目 経験則に基づく同行の手法について

どこから?

大概は始めの会と終わりの会があって、学校や園を出てから戻ってくるまでが活動の全容です。さてどこからどこまでお付き合いするのが筋でしょう?

まず「どこから」ですが、他者が請け負った仕事の代写であるなら、可能な限り学校に子供たちが集合する時に合流するべきでしょう。なぜなら先生方にも子供たちにも面が割れていませんから顔を覚えて貰う必要がありますし、こちらも校帽や服装といった目印が分からないからです。待ち合わせの場所で無事合流出来ればいいですが、見落として出逢えなかったりしたら落ち着いた真っ当な仕事になりませんし、最悪ですと請負先の信頼問題にまで至ります。
止むなく現地で落ち合わざるを得ない場合は、子供たちの服装の特徴を伺っておくだけでなく、こちらの特徴(眼鏡をかけたガッチリ体型など)を氏名や性別、携帯電話番号ともども学校側にお伝えしておきます。まぁこれは本来元請けの責任で行っておく事ですが。

自身の仕事であればお互いに気心知れている分 自由度が高まります。出発地や現地に最寄りの駅の改札口、現地施設の駐車場やゲートなど、いやでもそこを経由しないとならない場所で待ち合わせる事が多くなります。
学校や園がバスで移動の場合はバス会社を確認してになりますが、車体の色柄を把握しておけば遠目でも到着が確認出来ますし、同じ会社で違う学校が乗ってくる場合もままあるので可能であれば出発前にナンバーも控えます。

車で同行するコツをコッソリ教えましょう

バスに同乗せずに自家用車で付いていく場合もありますが、大失敗から学んだコツをご披露しましょう。
幼稚園の遠足でバス9台に付いて同行する機会がありました。最後尾の9号車の後ろに連なっていたところ、信号待ちで巻かれてしまいました。首都高に乗ったら追いつけるだろうと思いきや、目的地までずっと渋滞でバスの姿が見えないまま。しかも園から降り口と聞いていた名称のランプが入口だけで出口がなく一つ先まで脚を伸ばす羽目になり、現地へ到着したらとうに解散した後で、解散前に撮る予定だったクラス集合が撮れずに園長から大目玉。
いろいろと学びのある経験となりました。

では自家用車でバスに同行する場合は・・・
「出発から現地まで1.5号車で走る」です

要は1号車と2号車の間に挟まって走るのです。観光バスは途中に他の車が挟まるのを避けたがるので、正直バスの運転手からは嫌がられます。なら事前に予定ルートを運転手から聴いておいてバスの直前を走ればいいと思われるかもしれませんが、道路の混雑状況などによって予定と違う交差点で曲がられたり、ひとつ手前のインターチェンジで降りられたりひとつ先へ行かれたりします。
後ろの方の号車にしない理由は、現地の駐車場がバスと普通車で離れている場合があるので、迷わず行けても現地での合流に遅れる可能性があるから。
出発前に予定ルートを運転手さんに伺いがてら「道が不案内なので1号車の直後を走りますね」とでも断っておけばいいでしょう。

どこまで?

人によっては学校や園に戻ってくるまで同行しないと というポリシーを振りかざす方もおられますが、私は現地施設を離れる所までで良いと思っていますし、それで得意先から嫌がられた経験もありません。
施設の出口などでお別れの挨拶とともに「ここから直帰します」とお断りしておけばよろしいのではないかと。


今回はこの辺りで。お読みいただきありがとうございました。

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