008運動会って実は過酷な労働環境なんです・・・
卒業アルバムクリエイターとして
取材対象への一考察#002 運動会編2
いつもご愛読くださりありがとうございます。
前回に引き続き運動会取材について 今回は撮影環境編
取材の大原則
考え方は人それぞれなので一概には言い切れませんが、大きく分けると撮影の仕方が「卒業アルバム用」と「スナップ販売用」とに別れます。取引先によってはいずれかに偏重、あるいはどちらかだけという場合もありますが。
ここから先はあくまで私の考え方ですが、何が違うの?と言えば、前者は表情や情景描写重視、後者は顔出しや公平性重視と言えるでしょう。
卒業アルバム用の撮影となると 機材量が・・・
躍動感を出すために地面に這いつくばるような位置から走る姿を撮ったり、低速シャッタースピードで流し撮りしたり、高さを強調するために思い切り下から煽ってデフォルメしたり、拡がりを強調して超広角レンズを使ったり、適格な表情を超望遠でどアップにしてみたり・・・と、撮影技法を駆使してより強調した表現になります。
そのためには充分な画面効果を与えつつシャッターチャンスを逃さないために、超広角系レンズを付けたカメラと超望遠系レンズを付けたカメラと、複数台携行してフィールドを動き回るようになります。重いです(汗)
写す対象は良い表情や綺麗なフォームで演技してくれるフォトジェニックな被写体を選ぶようになります。大変申し訳ないけれど(笑)
販売用の撮影となると 移動量が・・・
片や販売を目的とした撮影となると、極力全員をもれなく 同じような写り方と同じくらいの回数で 顔が写るように撮っていきます。買いたくなる人を一人でも多くしたいですから。
特に表現系となると、フィールド全面に拡がっての演技となるので、おのずと端から端まで動き回ります。私の場合は一演技あたりトラック2周分くらいの移動はザラで、しかも撮りながら走るようなスピードで。携行しているウォッチの心拍数は150台になることも。
しかも炎天下に野ざらし(笑)
競技のインターバルを除いては常に陽に晒されます。6月の晴天で取材した折にはカメラの黒いボディ部分を触って火傷しそうになったことも。一演技の取材中に100粒くらいの汗は地面に落ち、水分補給と頭から被るとで、2リットルの水を2本消費したこともあります。
でもなかなか痩せないんだよねェ(笑)
昨今はデジカメやスマホのおかげで保護者のカメラが本当に増えました。撮影の邪魔をするつもりは毛頭無いのですが、さすがにあれだけの撮影者が居られると目障りに思われる場合もままあることでしょう。身勝手な物言いで恐縮ですが、学校や園からの依頼による公式記録員としてお一人でも多くの方の利になろうとの所作ですので、何卒大目に見ていただいて寛容に対処いただけるとありがたいことこの上ないです。
ということで今回はこの辺りで。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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