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海に行く?公園に行く?どうするー?
森の学校の朝の会でいつも「今日はなにするー?」と子どもたちに聞いていったあと、どこかへ行きたい!という意見が出ると、その行きたい人たちで話し合いをします。
今日は「海行きたい」のは4人、「公園に行きたい」のは1人。
いわゆる社会や学校では、多数決で多い方が採用される。
だけど、ここは森の学校!
みんながそれぞれの意見を尊重して、お互い納得できるまで話し合いをします。
「海行きたいねん!楽しいから行こうや!」
「昨日海行かへんて言うてたけど、行ったら楽しそうやったやん!またその遊びたいしたらいいやん!」
などなど、公園に行きたい1人の子をなんとか海に行きたくなるように猛烈アピール!
だけど猛烈アピールも空しく、「絶対公園がいいの!」と折れてはくれない。
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そしたら両方行くのは?という案が出て、そこからどれくらいの時間ずつ行くかを話し合い。
「1分海で、あと公園!」
「えー!なんでよー!そしたら公園も1分やからな!」
「、、、じゃあ2分」
「そんなん行くだけですぐ終わるやーん!」
そんなやりとりが約20分続き、みんなもイライラが募る。
「もー!ちゃんと話きいてるー?」
「どっちも楽しめるようにしたいのにさー!なんで〇〇は自分のしたいことだけ、楽しいだけなの!」
「一緒に話してほしいのに!」
そして最終的には双方が納得して、半分ずつ行こう!ということになりました。
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だけども決まった後に、どっちでもいいから話し合いに参加しなかった子が、半分じゃなくて海にいっぱい行きたい!となり、でももう話し合いがおわっているし、そんな気持ちをどこにぶつけたらいいねーん!となりました。
そんな時、公園推しの子が「海、3時間でもいいよ!」と言ってくれました!
自分の気持ちを伝えること、他人とは違う意見を伝えること、すごく勇気のいることだと思います。
そしてお友達がどう思っているのか、それを知って自分の中で消化して、どう行動するか、
毎日の生活の中で子どもたちは、お互いを感じて、それぞれを尊重して生きている。
今日もたくさんの氣付きをありがとう♡
みんなと過ごせる時間がしあわせです!
ユキティ