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守護神というポジション

広島カープで、入団から2年で絶対的守護神にまで成長し、東京オリンピックでも胴上げ投手となった栗林投手が、試練のときをむかえている。
開幕から12試合登板で、7S1Hをあげるも、すでに4敗を喫し、一軍登録を抹消された。

開幕前のWBCに帯同中に腰を痛め、まだ万全ではないのだろう。
球も浮き気味の投球が多く、甘く入ったところを痛打される。

2年間の勤続疲労もあるだろうし、簡単には去年までの力を取り戻せるかファンである私も不安になってしまう。

ストッパーという仕事はとても難しい仕事だと思う。
最後の砦。特にビジターゲームでは、打たれる=サヨナラ負けである。精神的ショックは大きいものだと思う。

過去、チームのストッパーは何人もいるが、栗林のように新人から連続30Sを記録した選手はカープでは初めてだ。
それだけ彼への信頼は、過去のストッパーよりも大きいものになっていたに違いない。

指揮官である新井監督は、彼をずっと使い続ける意向ではあったが、2軍で調整することでリフレッシュさせるという選択肢をとったのだろう。
(追記)続報では右足内転筋の強い張りのための抹消でした。致し方ないことだと思います。

チームにとって、栗林の力は。優勝を狙うためには絶対必要。だが抹消した以上、彼が帰ってくるまでの間、テーム一丸で彼のポジションを埋めてくれるものだと期待している。
それが期待できるからこそ、そしてまだこの時期だからこそ、栗林の抹消を決断したのだろう。

彼の代役は、矢崎、ターリー、大道と候補が考えられるが、もしこれが成功すれば、代役をこなせたという自信にもなるだろうし、優勝争いをする上でも、この上ない副産物になるだろう。

5月に入り、鯉の季節到来。
今こそ、チーム一丸、家族一丸で勝利をつかみとり、逆境をチャンスに変えてほしいなと思います。

そして、栗林投手。今は少しゆっくりして、また万全の投球を見せてください。

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