マーダーミステリーを8日で作る
ぴんぽんぱんぽーん♪あてんしょんぷりーず
※本記事はマーダーミステリーを8日で作る方法について書いたものではありません。なぜか知らないが偶然8日で作り終わった、ときの体験記みたいなものです。勧めてません。オススメはしてません。大事なことなので2回言いました。
そういえば前もこんなの書いたなぁ……。
何で2日も短くなってるの?
というツッコミはさておき、始めましょう。
1日目
設定が突然降ってきた。数日前に作者卓を開催したことが影響したのだろうと思う。ストーリーとざっくりとした仕掛け、エンディングまで一気に見えた。頭の中にセリフや文章が湧き出てくるので、そのまま口にして録音していった。
▽この時点ではまだバラバラ。色んな場面を少しずつ言葉にした状態。繋げる作業は文字起こしをしながら並行する。
重要になる時間軸だけ固定し、ハンドアウトの一部を書いてこの日は寝た。作業時間は6時間程度。
2日目
昨夜思いついていた仕掛けを練り始めるが、無限通りをなかなか抜け出せない。椅子をくるくる回しながら脳も回した。しばらくすると有限通りにする方法を思いついたが、自分の文章力や表現力に対する博打のような策だった。燃えてきた。最低限の地図をフリーハンドで雑に描き、固定しておいた時間軸に合わせて鬼実装する。休憩がてらタイトル画像のラフを作る。作業時間は5時間程度。
▽完全にスイッチが入った。食事をしていてもお風呂に入っていてもゲームをしていても頭の端の方でずっと何かを考えている状態になる。こうなるとたいてい作業スピードが倍速になる。原理は知らない。
3日目
中の人が忙しかった。ゲームをしていた。ハンドアウトの微調整だけをしてこの日は終わり。作業時間は1時間くらい。
▽趣味で作っているだけなので、普通に本体が忙しくて疲れている日がある。
4日目
議論用の公開情報を整理した。
▽頭をけっこう使ったので、これでこの日は終わり。
5日目
また別の無限通りに頭を悩ませていた。夜にやっと有限通りに整ったので実装スタート。止まれなくて午前6時まで書いていた。作業時間は5時間程度。
▽ちょうど週末だったので早く起きる必要はなかった。
6日目
必要なイラストをリストアップして懇々と描く。カード類やマップをパワポでちまちまと作る。オープニングを忘れていたので書く。作業時間は5時間程度。
▽文章をがっつり書かないときは作業中ずっと歌っている。歌った後はノリノリで文章も捗る。
7日目
準備したものを全てホームページのフォルダに投げ込み、配置作業。作業時間は8時間程度。
▽無駄なこだわりが現れるため、この段階で急に描き始めるイラストや作成し始めるカードがよくある。
8日目
全体齟齬がないか確認。誤字チェック。ホームページ動作確認。作業時間は2時間くらい。
▽おわり
テストプレイをして、リリースするまでと考えると、2週間くらいになると思う。個人作業が8日くらいだったというだけの話。
作業時間で考えると40時間くらいだった。アラン校長を監禁したとすると、丸2日でマダミスを錬成してダクトあたりから逃げて行くのだろう。
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無事にリリースされたので追記
9~10日目
テストプレイまで待機する2日間。ホームページのボタンチェックや誤字チェックの二周目をしていた。
11日目
テストプレイ1回目。実際のプレイを聞きながら、迷っていたところと時間配分を個人的に確認。可能な限り全ての発言を同時タイピングで残していく。フィードバックにて、ドアの描き忘れが発覚。
▽恐らく作者は自分の中にあるイメージで補完してしまうので、ドアの描き忘れに気付かないというレベルの見過ごしが起き得る。誤植やミスに対しては作者本人というものは本当に弱いのだ。
フィードバックを元に微調整。フィードバックのおかげでとても親切な作りに変えられたなぁという部分が一か所あった。ありがたい。素晴らしい。
12日目
テストプレイ2回目。1回目と同様に議論内容を書き残しておく。1回目と比べて、展開が同じになった部分、変わった部分について確認する。
▽今回はなかったが、作者的に良くない方向へ2回とも同じ展開になったとしたら、それは表現か何かがミスリードを引き起こしていると考えるべきであり、再調整が必要になる(と思う)。
リリースに向けてURLを整えたり、かけていたパスワードを外したりする。
▽このあたり地味に時間がかかる。完成だ、リリースだと逸る気持ちとは裏腹に。