![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/112814320/rectangle_large_type_2_49fb47e47f69e52e5040ef550d5e7c42.jpeg?width=1200)
フリーランスの心情表現に、「五行歌」はちょうど良い
「五行歌」のルールは五行、ただそれだけです。
万葉集以前の日本人は、自由に歌を書いていました。
その古代歌謡のように、現代の言葉で自由に書いたのが、五行歌です。
これを考え出したのは、いまの五行歌の会の主宰者の草壁焔太で、昭和32年、まだ19歳の時でした。
五行歌は現代人の各個人の独立した感性、思いを表すのにぴったりの形式であり、誰にも書け、誰にも独自の表現を完成できるものです。
「五行歌の会」は全国に200か所近くの歌会があるそうですが、私は地方移住相談員をしていた時に、縁あって3回だけ参加させていただきました。
俳句も短歌も読んだことはないのですが、それでもすぐに書いて発表することが出来ました。
地方移住相談者の方が主催されていましたので、「お付き合い」程度での参加でしたが、その歌会の自由さに「フリーランス」「無職者」の人にはうってつけの歌会だと思いました。
歌会参加の準備は、次回の歌会のテーマを前もっていただき当日は各自が書いてきた歌を発表します。
歌会では原則、批判・批評は一切しません。ルールがないからです。
その歌会の先生(先生と呼ばないで、ただのおじさんだからって言われましたが)は、発表者の歌に対して書いた人の心情を静かに感じ取り、共感するところや心の底のあるものをもっと知りたいと思った人を指名して、聞いた感想などを話させるだけす。
「なんて自由なんだろう」遅刻して入室した私でも、何の気兼も必要はありませんでした。
今日の朝、散歩で見つけた風景で詠んでみました。
1行:そろそろ起きて
2行:野生の鬼百合ラッパが
3行:鳴り響く
4行:引きこもりの
5行:無職者の私に
下手とか上手とかは、関係ないんです。
毎日日記をつける習慣は自己成長のためにとても有意義ですが、もしその日の心情が書けないときに、「五行歌」を添えて書いておくのもいいですよ。
私が参加した歌会の主催者は「ぺんで舎」の代表、佐々木龍さんです。
佐々木さんは、小説などの文字を大きくして読みやすくした本を出版する事業をされています。高齢者や弱視の人でも読みやすい本を図書館などにおいてもらうことが目的で創業されました。