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開発学で世界トップ! 英・サセックス大学に留学中

海外留学に特化した奨学金プラットフォーム「スカラシップパートナーズ」に登録している現役留学生ライターによる「世界の留学体験レポート」。今回は2024年9月より、イギリス南東部・海に面した街ブライトンに位置する「サセックス大学」に留学中のKanaさんの留学体験記をお届けします。


自己紹介

皆様、はじめまして。簡単に自己紹介をさせていただきます。


  • 名  前: Kana

  • 出  身: 東京

  • 趣  味: Podcastを聞くこと

  • 留学期間: 正規留学 3年間(Undergraduate)

  • 現在は1年目 (International Year Oneというプログラムに在籍)

  • 大学と専攻: サセックス大学 国際関係と開発学
    University of Sussex, International Relations and Development


 改めまして、イギリスのブライトンにあるサセックス大学にて、”国際関係と開発学”を学んでいるKANAと申します。

私は生まれも育ちも東京で、実はサセックス大学に留学するまで海外に出たことがありませんでした。
 幼い頃は「日本語以外喋らない!」と思っていた私ですが、様々な経験を通して留学という道を選び、現在第二言語で学問を学んでいます。

私は、今年(2024年)の9月からサセックス大学でUndergraduate (学士課程)1年生として入学しました。
2024年現在のイギリス・ブライトンの生活や留学までの準備、英語の勉強などについて、今後お話ししていきたいと思います。

 私の記事では、留学をしてみたい!けど何から初めていいかわからないという人向けに、様々な角度から留学の準備や実際の留学についてお話していきます。私自身、留学したいと思ってから、情報の多さに圧倒され、本当に様々な壁にぶつかり、困惑しました。笑

だからこそ、私が集めた情報、経験を元に少しでも皆様の留学の準備に役立てれば!!…と思っています。

留学のきっかけ:就職?それとも進学?

 留学をする前は、専門学校で国際関係について学んでいました。
少しユニークな学科で、英語で世界史などを学びながら、必修でスペイン語・フランス語・アジアの言語を学ぶことができる学科だったので、なんでも全部やってみたい!という私にはぴったりの学科でした。

 専門学校に入学した当初は、卒業後は就職すると決めていたのですが、日々の授業だけでなく就職活動についても学ぶ中で、「国際関係・開発学分野についてもっと学びたい、もっと様々な視点から世界を見れるようになって、世界に貢献できるようになりたい」という思いが強まり、海外の大学に行くという選択をしました。

 大学を選択するにあたって、様々な国・大学の候補がありました。しかしながら、専門学校を卒業して、さらに時間とお金をかけてこの学問をより深く学ぶからには、世界的に評価のある学校で質の高い授業を受けたいと思いイギリスを選びました。

そして、調べていく中で、サセックス大学は2. 3年目は選択科目がかなり多く、かつテーマ別にかなり細かく分けられていることに気がつき、自分の興味に合わせて追求して勉強できる魅力に惹かれ、最終的にはサセックス大学を留学先として選びました。

 高校生の時も漠然と留学したいとは思っていたものの、当時の英語力は英検準2級に受かるかどうか..。

留学をして、現地の学生と一緒に受ける授業についていけるだろうか‥基礎知識の乏しい私が海外でどんな勉強をすればいいのだろうか‥と、ただの憧れでした。それでも、ずっと心の中には留学してみたいという気持ちは残ったままで、諦めきれずにいました。

そして、実は、私の通っていた専門学校には、「海外留学科」という学科があり、その学科で1年間学び、その後、海外の大学(提携校など)に進学・編入できるというシステムがありました。そのため、最終学年を留学科にコースを変更し、最終的には留学という1つの目標を叶えることができました。

 身近に留学に繋がる道があったことも、私が現在留学ができている大きなきっかけになりました。そのため、進路に迷っている人に向けて、1つの選択肢として専門学校の詳細や私の経験についても今後詳しくお話しできたらと思っています。

サセックス大学:国立公園の中にキャンパス?

国立公園の中にキャンパスがあるサセックス大学

 
サセックス大学はイギリス南部のブライトンにある大学です。
サセックス大学自体は、ブライトン市内からバスで約30分程度の場所なので、週末はブライトン市内にお買い物に出かけることができます。

 サセックス大学はイギリスでも珍しい国立公園の中にキャンパスがあるユニークな大学です。

キャンパス内には病院や薬局、スーパーもあるので、私が最初にキャンパスに着いたときは、小さな村だ!と感じるほど、キャンパスの広さに驚きました。

 サセックス大学は、国際開発学分野に定評があり、この分野ではオックスフォードなどの有名大学を抜いて世界トップの大学です。

キャンパス内に研究施設があること、大学の図書館には開発学の本が数多くあり、学生であれば無料でアクセスできるので、開発学分野について学びたい学生には理想的な学習環境だと感じています。

 正直、学費は安くありません。

2024年現在は円安の影響を受けていて、£1=195円なので、その影響を強く受けています。学部によってもかなり学費に差がでてきてしまうので、大学のホームページから気になる学部の学費を検索するのが一番良いのではないかと思います。

 私の1年目のコースは、International Year Oneと呼ばれるコースで、サセックス大学直属のコースではないのですが、留学生だけで一年目は学び、大学科目、英語科目を履修し、決められた成績を修めることで、大学の2年次に進むコースになります。
学費が少し安いこと、留学生へのサポートが充実していること、また、全てが少人数のセミナー形式の授業になっているので、様々な国の学生と多角的に1つの問題について考えることができるのはこのプログラムならではなのではないかと思います。

留学中の生活:「多様性の街」 ブライトン

イギリスの中でも屈指のビーチリゾート地 ブライトン

ブライトンはイギリスの中でも屈指のリゾート地です。

Brightonの駅から南側にはショッピング施設がたくさんあり、さらに南まで行くとビーチがあるため、ゆったりとした雰囲気が漂います。イギリスは緯度が高く寒いので、ビーチがあるからと言って日本人の私たちにとっては20°の海に入ろうか!とはなりませんが、海辺に座っているだけで日々の疲れが癒されます。

そして、ブライトンを一言で表すと、「多様性の街」!

マジョリティーはもちろんイギリス人ですが、日本人として歩いていて不安を感じることはありません。週末に買い物することが多いのですが、日中から夕方にかけて一人で歩いていて不安を感じることはなく、安心して生活できています。

ブライトンはイギリスの中でもLGBTQに寛容なまちとしても知られており、8月にはレインボーパレードが開かれます。また、留学生が多い街なので、ヨーロッパ、アジア、アフリカ、ラテンアメリカと様々な国の学生たちと関わる機会があります。

 私にとって一番朗報だったのは、ブライトンには日本の食品を扱うお店があるので、日本食が恋しくなったらそこに行って日本食を買うことができるという点です。もちろん輸送コストなども含めて安くはありませんが、日本から送ってもらうよりは安く済むので、どうしても食べたい時は、そこのお店に行くようにしています。

節約のために自炊をして日々生活しているので、円安に負けない節約のtipsについても色々シェアしながら、留学について具体的に想像できる機会を提供できたらと思っています。

週末はブライトンビーチで日常の疲れを癒すことができます

留学してよかったこと

 現在イギリスに来て1ヶ月が経ちました。実際に留学してみて、改めて留学するという決断をしてよかったと心から感じています。

寮での自炊生活と自立

まずは、かなり自立したと感じています。基本は節約のために自炊をしているのでこの1ヶ月外食したのは1回だけなのですが、課題が沢山ある日はなかなか料理をする暇もないので、いかに作り置きをして冷凍しておくかが鍵になります。

寮に住んでいるので、自分で自己管理・時間管理をしながら生活できるようになってきたのは、かなり大きな成長です。

ディスカッションベースの授業に必死! リーディング力UP

また、ディスカッションベースで進む授業が多く、国際開発は特にエッセイを書くことが多いので、日々何らかの論文や本を読んでいるのですが、専門用語が多いだけでなく、概念が難しく理解に時間がかかっていたリーディングも当初の半分の時間でメモをとりながら読めるようになってきました。

様々な国の友人との対話、マイノリティーを経験すること

社会生活の中では、やはり様々な国の友人ができてその国について知る機会ができたことも留学生活の貴重な経験です。トルコ人の友人やナイジェリア人の友人、イギリス人の友人や、アメリカ人の友人、インドネシア人の友人、韓国人の友人など、みんなそれぞれ価値観や大切なものが違うからこそ、自分の意見をはっきり伝えること、自分の国について話せることの重要性を感じています。

 また、日本にいて自分がマイノリティーであるという経験をすることはほとんどなく、マイノリティーの人の気持ちを完全に理解することはできないのではないのではないかと思っていました。

イギリスに来て、自分がマイノリティーである経験をすること、その意識を持つこと、他文化を尊重することの重要性を感じています。「郷に入っては郷に従え」という言葉通り、自分が留学生であるという意識を忘れずにその文化や生活様式に合わせて過ごすことで、イギリス文化を最大限に楽しむことができているのではないかと思います。

これから留学を目指す人へ

「やってみないとわからない!」

 「留学してみたい」「英語が話せるようになりたい」という目標を持っていても、なかなか行動に移すのは大変なことだと思います。

情報があまりにも多いからこそ、留学したいと思った時に何から始めればいいのかわからず情報に圧倒されてしまいます。

冒頭でもお話しした通り、私が留学について本気で調べ始めた時、「どこの国に行けばいいの?」「どこの大学に行けばいいの?」「どうやって数ある専攻の中から自分の本当にやりたいことを見つければいいの?」「学費はいくらかかるの?」「そのほかにかかる費用はないの?」「私がもらえる奨学金はあるの?」と考えればキリがないほどの膨大な情報と質問に圧倒されたのを覚えています。

何度調べても「もしかしたら見逃した情報があるかもしれない」と不安になり、毎日何時間も調べていました。

家庭の経済状況で、あきらめないで!
留学先の国の選択肢も様々にあります


 家庭の経済状況によっては、私の家庭は留学は無理と諦めていませんか。留学を何回も経験できる人もいれば、そうではない人もいると思います。しかし、私自身調べていく中で、留学には様々な国の選択肢があるということを学びました。

最終的にはイギリスを選択した私ですが、マレーシアの大学、オーストラリアの大学、カナダの大学と当初は幅広い国で比較検討していました。それらの経験があるからこそ、留学を考える皆様にとって役立つ情報を当事者の目線からお話しすることができるのではないかと思います。

 すでに留学経験がある方、そうではない方、読んでくださっている皆様の状況は様々だと思います。

「留学したいけど何もわからない、自信がない人へ」過去の私が一つずつ乗り越えた方法について共有することで背中を押すことができたら嬉しいですし、「イギリスの大学って実際どんな感じ?どんな生活?」というイギリス生活のリアルについてもお話しできたらと思っています。

 今後は、イギリスの気候・ブライトンのおでかけ場所・ブライトンの日本食事情・イギリスのスーパー事情・自炊節約術・持ってきた方がいいもの・サセックス大学・実際の1日の大学生活など。様々な視点からお話ししていきたいと思います!

いかがでしたか?スカラシップパートナーズでは、世界へ、ジブンへ挑戦する人を応援しています!留学現地からの体験レポートや奨学金、留学に関するお役立ち情報をお届けしていきますので、ぜひフォローしてください。

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