被災地支援より考えなくちゃいけないこと

災害が起きるとマスコミも一般人もみんななんか興奮状態になっちゃう気がする。そんで「それー、被災地にお金を落とせー」ってヒステリー爆発しちゃう。
それはそれで重要なことなんだろうけど、それよりとても重要なことがある。

あっ。この「お金を落とす」って表現大嫌いなのね。
観光地でも被災地でもそこでまっとうな経済活動をしている人に対してね、「落とす」はないでしょ。
まっとうな商品やサービスの対価を払うのに「落とす」って失礼よ。

それはまた別の機会に書くけどさ、今、本当にお金を使わなければならないのは新聞なんだよね。
「新聞は社会の木鐸」っていわれてて「なんだったかがない国家よりも新聞のない国家のほうが怖い」って「なんだったか」は忘れちゃったけど。

その新聞が今、かなりやばいことになってるらしいです。
そんで、本来はマスコミと体制は相対しながらバランスをとるはずなのに、もうマスコミが体制の援助なしではやっていけないことになってて。
たとえば消費税にしてもそうだよね。新聞は消費税が安くしてもらっている。

これとても危険なことなわけです。
新聞には報道という役割と調査・取材という役割があるわけで、これをぜんぶ大本営発表になっちゃうのね。
だって、新聞が体制に首根っこを押さえられてるんだから。

すでに国がまともな状態じゃなくなってるわけ。

んで、被災地に「お金を落とす」のも大切だけど、新聞が体制から独立できる基盤を確保しないと、ほんとにこの国はダメになると思うわけです