報道がプロレスになってる
わざとやったのが事件
やっちゃったのが事故
事故に悪人はいない
学校プールの水を出しっ放しにして○○万円の損
という報道が夏の恒例行事のように流れる
校長先生が記者会見やって
「水資源と税金を無駄にして申し訳ありませんでした」
って頭を下げ
パシャパシャパシャってフラッシュが浴びせられる
スタジオでは
「なぜ防止策を講じないのか」
という論調で、学校を責める
いやいや。
事故報道の目的が違うでしょ
再発防止の啓蒙が目的なはずなのに
悪者探しとシステムの不備探しをひたすらくりかえす
何県何市の公立高校でプールの水を止め忘れて
○○万円の損失になりました
防止策としてはどういうことができるのでしょうか?
そこでアイデアマンや専門家が現れて
防止策を数例、提示する
MCは「なるほど。参考に再発しないよう気をつけましょうね」
で終わればいいじゃない
それを「学校側の配慮不足」
「システムの不整備」
「連絡不足」
みたいにもっていって、誰かのせいにする
報道を見ている側は考えないことに慣らされているから
マスコミが悪人を決めてくれないとおさまらない
プロレスで最初からヒール(悪役)が決まっていて
そいつがいかに悪いやつかを実況アナウンサーが
ことさらに強調するみたいなもんでしょ
すべてのニュースは
「さあ、みんなで考えよう!」
で終わるべき
茶飲み話、職場の休憩時間で
一般市民が話題にすることが
マスコミがやるべきことでしょ