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プロになりたい人が見る。3分でわかる達人のサイエンス

合気道の有段者ジョージ・レナードさんの書籍。
マスタリー(達人)への歩み方について書かれている。

①プロになる人はプラトーがきても練習をやめない
最初は上達がすぐに目に見えて面白いが、ある程度上達するとなかなか上達を感じられなくなる停滞期間「プラトー」に入る。
才能の限界が来たように感じる。
もはや下手になっている気もする。
ここで大抵の人が辞めてしまう。

プロの人はここからプラトーを乗り越える。
先が見えなくても自分で研究し続ける。
そうすると上がらないと思っていたレベルが上がって上達する。
ゲームでも何でも、成長をしなくなってから続けられるかが上達の分かれ道。
つまり、大事なのはプラトーをどう乗り越えられるかだ。

②プロになる人はほとんどの時間をプラトーで過ごす
プラトーは洞窟のようなもの。出口があるかわからない状況で突き進む必要がある。

レベルが上がった後、またプラトーに入る。
プロになるには前提としてプラトーの中で多くの時間を過ごす必要がある。上達する日を信じて歩む必要がある。

③何もできない人の特徴
・新しいもの好き。最初の簡単な成長だけを求める。プラトーに入るとやめてしまう。

・向上心のない人。
・めんどくさい、どうでもいい。
・自分から何も学ぼうとしない人は何もマスターできない。

④プロになる人はその物事が好き
達人になる人はそのこと自体が好き。
練習をしていればいつか上達することを知っているから心が折れない。
だから周りを気にせず練習することができるか。
そのこと自体が好きであれば、停滞期も楽しめる。好きこそ物の上手なれだ。

⑤プロになる人は学び続ける
変化するために学ぶ。生涯学び続けて変化する。変化する中で成長できる。
小さくてもいいから変化する。
「私はもう完璧だから学ぶことはない」とふんぞり返っている人はプロじゃない。

⑥プロになる人は努力を習慣化する
ゴミ屋敷に住む人がゴミ屋敷に住めるのはゴミのある状態が普通の状態になっているから。

ホメオスタシス:人間は現状維持をするようにプログラムされている。変化を拒むこと。

でも変化をしなければプロにはなれない。
なので変化を含めた練習を習慣化させてホメオスタシスを有効活用する。

⑦プロになる人は短期目標を追わない
目の前の目標に追われるとモチベーションを失う。
マスターになる道は終わりなき成長の道。勝とうが負けようが続く。生涯を通して成長できるかどうか。

⑧勝つことが全てではない
勝つことだけに固執するとズル(ドーピングなど)したり、勝敗に一喜一憂してモチベーションを失う。

練習内容、試合内容、自分の成長が重要である。

大会、試合は自分の成長をお披露目する場と捉える。勝っても負けても自分の今の力を出し切ることにフォーカスする。

結果が全てと考えないことで、日々地道な努力ができる。

プロゲーマーの梅原大吾も「1つのゲームに飽きて辞める人は、そのゲームに飽きてるわけじゃない、そのゲームで成長しない自分に飽きている」
のようなことを言っていたけど、プラトーを乗り越えれば成長できることを知っているからこその言葉なのでとても説得力がありますね。

私はプラトーについてはわかっていたけど、趣味を探すのが趣味だったから、このプラトーに入った時に辞めて3日以内にまた趣味を見つけることをしていました。

そんなことをしていたらとうとうやりたい事がなくなったので、まさに今日から興味が特にあるわけではないけどギターを始めました。

1日短い時間の練習を習慣化させ、無理のないプランで長い間やって連続プラトーの感覚を味わってみようと思ってます。
自分のギター用Twitterにもプラトーとプロフィールに残すことでプラトーを忘れないようにしました。

皆さんもなにかプラトーを越えて、さらに先の世界を知りたくないですか?

今回の書籍
「達人のサイエンス-真の自己成長のために」
著:ジョージ・レナード

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