![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/159542759/rectangle_large_type_2_257676ae511c18d02e376c4a1e94e4cf.jpeg?width=1200)
Discover Art in New York City - 街中がアート展示場
ニューヨークの秋からクリスマスホリデーの期間は、グローバルメッセージを伝え表現するアートの展示や、ジャズ、クラシック音楽の野外コンサート、創作ダンス、クラシックバレエのパフォーマンスなどが、野外や商業施設の公共の場で行われます。ニューヨーク市内の路面、複合商業施設のオープンスペースは、アート作品のギャラリー、パフォーマンスのステージとなり、年末まで盛りだくさんのエンターテイメント・プログラムが無料で用意されています。恒例の『くるみ割り人形』『クリスマスキャロル』なども、オープンスペースのベンチで楽しむことができます。
今秋一番のArt Exhibitionは、巨大なシャボン玉
オープンスペースに突如現れた巨大なシャボン玉のような作品。タイトル『Evanescent=エヴァネセント』とは、一瞬の、つかの間に消えるといった意味があります。この作品は、周囲の世界はバブルのように、一時的で脆弱性の空間、と観客に考えさせるメッセージを秘めています。
色反射フィルムを通して、泡のつかの間の美しさを捉え、遊び心を呼び起こし、人生のはかない一瞬の時を強調する、ダイナミックで、刻々と変化する環境を作り出すアートの世界が楽しめます。
このシャボン玉は、空を横切る太陽の変化する光に反応する色反射性膜から作られており、地面を横切る虹の反射と、あらゆる角度からユニークな光彩を放ちます。
Art Architecture=アート構造物は、見る人とアートの世界(環境)を結び付け、観客を一体に包み込むように設計されています。アトリエ・シスによって制作されたこの『Evanescent』は、泡の幽玄な世界と魔法のような光の世界を表現することで、私たちが持っている普遍的な遊び心と、子供のような童心の驚きを呼び起こします。この作品は、私たちの世界は一時的な空間に過ぎないと観客に考えさせます。
作品を制作したアトリエ・シスについて
アトリエ・シス(Atelier Sisu)は、受賞歴のあるアーティストのレンゾ B(Renzo B)が率いる、シドニーを拠点とするデザインスタジオです。レンゾ B・ラリヴィエーレとザラ・パスフィールドの二人は、学術的な研究チームと協力して、体験型のパブリックアート、インスタレーション、彫刻を制作します。彼らの作品の方向性は、特にパブリックアートの領域に焦点を当てて、芸術と建築の分野の中間にあります。彼らの作品は、本質的に視覚的な魅力と知的な感性、優美な感覚の表現に努めています。アトリエ・シスのパブリックアートは、訪れた人々にユニークな空間体験を与えると同時に、空間そのものの存在を視覚的に示すことを目的としています。
彼らのパブリックアートをショートビデオに収めました。空間の規模と大きさが実感できると思います。
現在の展示作品と作品のメッセージ、デザインスタジオのご紹介まで。
深秋にむかうニューヨークより