一冊の書籍ができるまでを連載レポート。『シナリオ・センター式 物語のつくり方』をつくるまで(10/27更新)
2022年11月18日、日本実業出版社にて出版企画が採用され、2023年7月5日に脱稿するまで、そして、脱稿後の表紙のデザイン、帯のお名前掲載依頼、さらには販促マーケティングまで(←7/19現在、ココ)1冊の書籍ができるまでを連載レポートしていきます。
全何回になるか、想像もつきません。以下に、目次を作ってみました。
出版に興味のある方、これから書籍の原稿を書くという方、それから本書『プロ作家・脚本家たちが使っている シナリオ・センター式 物語のつくり方』(日本実業出版社)に興味のある方の参考になれば、と思います。
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ちなみに出版は、
めっちゃ大変だけど、めっちゃくちゃ楽しい。
思うように進まないけど、原稿がうまくまとまると多幸感が半端ないです。また、原稿がゲラの状態になったり、表紙のデザインの話が具体的にすすんでくると、みんなで作り上げていく感じが楽しいです。
この感じは、お風呂のあとで、裸で歩き回りおしっこしちゃう1歳児に頭を抱えながらも、「えへへっ」という笑顔を向けられて、夫婦二人とも全てを許してしまう、子育てと似ている気がします。
そして出版は、
「本なんて、暇人じゃないと書けないんです」
と、大好きな経済学者の藻谷浩介さんがおっしゃっていた言葉を、何度も思い出すくらい、めっちゃ時間を取られます。具体的には、睡眠時間がなくなります。
この半年間で起きた事件でいうと、
・あらい、書きすぎ、文字数が大幅オーバー事件
→ 泣きの40ページ分、削る
・あらい、いっかい、企画を取り下げる事件
・あらい、連日朝4時まで書いてたら、めまいが止まらない事件
・あらい、腱鞘炎と口内炎で執筆1ヶ月滞る事件
・あらい、子どもの風邪をがっつりもらう事件
・あらい、育児時短勤務、やんわり終了事件
・あらい、原稿を書いているうちに、ものすごい混乱事件
などなどがあります。そんな話を、どんどん書いていこうと思います。
本ページを、連載の見出しページにします。各ページにアップした内容のリンクを随時貼っていきます。興味のある方は「ブックマーク」 or 「スキ」をお願いします!
ざっと、この連載の目次立て。
①総論 ←いま、これのつもり
②企画の始まりフェーズ
・初めての出版社との打合せ
・エージェントとの契約
・出版社に断りを入れる
・キッズシナリオから変更
↓ここら辺の内容が入っています。
・目次だての変遷
・「物語」と広くしたことによる原稿の難しさ
・執筆スケジュールの考え方
・読者層をどうするか
③執筆の実際(壁にぶち当たっていく話)フェーズ
・文体どうすればいいか問題
・序章 創作の地図を手に入れよう
→すでに長かった
・はじめにと序章の違い
・1章 物語の姿を知ろう
→文章のレベル感と文章力への不安
・2章 物語の設定のつくり方
→テーマ・モチーフ・素材の設定のつくり方を、再度整理する難しさ
・3章 登場人物のつくり方
→キャラクターのつくり方を、改めてわかりやすく説明する難しさ
・4章 構成の立て方
→構成「〜して困る」の大発見
→箱書は、相当気持ちよく使えるはず
・5章 シーンの描き方
→シナリオではなく、「物語」全般に使える表現技術の選定の難しさ
・6章 物語の活かし方
→専門分野以外も書く緊張感
→がっつり削る悲しさ
④脱稿フェーズ
・新たな問題 文字数オーバー問題
・2校
→逆箱を使って、全体構成の見直し
→約6時間にわたる、編集会議
・40ページ削る日々
・3校
→ギリギリまで粘るあらい
→普通は、4校までみないらしいけど、4校までみたあらい
→自分の文章には、無駄が多い
・表紙決め
・帯のお名前
→内館牧子さん、岡田惠和さん、柚木麻子さんから、帯のお名前の許可をいただくまで
⑤宣伝フェーズ
・ドキドキ!見本本との初対面!(7月18日)
・高らかに始まったマーケティング
・「この内容で、この厚みだったら、もうちょっと高くてもよかった……」(マーケティング担当)
・新宿の紀伊國屋書店で、3フロワー展開。
・池袋のジュンク堂では、イベントもやるかも!?
・まさかの重版について
なんか、これだけでも1冊の本になりそうですが、書けるところ、書きたいところから、どんどん書いていきます!皆さんにとって、「へぇ」となるような内容にできたらと思います。
本内容を、以下のマガジンに入れていきます。マガジンのフォローも良ければ、どうぞ!
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