Netflixアニメ『ONI』の『ONI展』必見!企画から制作過程までぜんぶ見れちゃう!
シナリオ・センターの新井です。
ちまたでは、アニメーション映画は『BLUE GIANT』と『スラムダンク』が話題ですが、個人的なイチオシは、Netflixアニメ『ONI』です。
モチーフが日本の妖怪の世界で、素材となるなりどんとおなりの暮らす世界はあたたかくて、可愛らしい……そんな物語なのですが、物語のテーマは描かれる世界観とは真逆で、観ているこちら側に「自分とはなにものなのか」という問いを、ぐいぐい打ち込んでくるような作品です。
ONI展は、制作過程をさらけ出してくれている
そんな『ONI』ができるまでの制作過程を、展示によって楽しめるのが、『ONI展』です。
https://play2020.jp/article/oni/
立川で開催中なので、行ける方は絶対行った方がいいです。
ぼくは、2月27日月曜日の午前中にいきました。空いていたので、家族でゆっくりみれました。
なぜ、オススメかというと、企画の立ち上げから制作過程まで、全部見れるからです!
思わず展示を見ながら、「この情報すべてほしいわ〜」と思っていたら、『ONIのすべて』という公式アートブックが販売してました!
迷わず購入しましたよ。2,000なんぼで、触れられる情報としては、安すぎだろうと思います。
とくにぼくが、ほぉ〜そうか、そこまで掘り下げるんだなぁ〜と思ったのが、企画の部分。
ONIのなかでは、昔話の鬼がモチーフのひとつになっていますが、自分にとっての鬼とはなにか、を監督の堤大介さんが、徹底して掘り下げたそうです。
で、その掘り下げを、プロデューサーや脚本家の岡田麿里さんやともしている、とか。
かなり個人的な体験や感情についても話し合っているようで、この作品を作るためにお互いを、まさにさらけ出しあっていたようです。
自分は仕事に対して、そこまで考えてやっているのかしら?やっている!とも言えるし、やっていないとも言える。。。考えさせられます。
で、
オリジナル作品をつくる!
自分にしか作れないものを!
となると、とかくモチーフや素材という、物語の設定をいじりがちです。ですが、大切なのは、テーマとそのテーマをなぜ、このモチーフと素材で表現すべきと考えるのか、というインナーなのだな、と改めて思いました。
そこが北極星のように輝き、制作人も同じ星を見ていないと、いい作品は生まれないのだと、しみじみ思うのでした。
企画展じたいは、ONIの世界を堪能できるので、シンプルにおすすめです!
太鼓のインスタレーション、最高です。一歳になったばかりの息子も、バチを持って叩かせてもらいました。
まだ、ONIを観てない方は、Netflixでご覧になってから足を運んでみるのがいいかも。
損はないはず!
シナリオ・センターのあらいでした。