サンタさん、プレゼントはアンサーをください
皆さんこんばんは、狐坂の狐がよく孤独の孤と間違えられる狐坂海都です。
今日はクリスマスイブですね。そろそろ眠くなった僕にとって明日の朝は非常に楽しみです。寒いのでドアも扉も完全に閉め切っていますが、きっとサンタさんは家に来てくれるでしょう! 頑張ってね、サンタさん。
因みに僕はサンタさんにこんなお願いをしました。
「今考えている作品のテーマに対する『アンサー』をください」
ここ三日ほど、良い案が思いついているのに中々筆が進みません。それは何故か? テーマに対する『アンサー』が弱すぎるからなんです。
皆さんの中にはテーマなんて必要ねえよ、それよりエンターテイメント! 楽しく面白くハツラツと書こうぜ! なんて方もいらっしゃると思いますが、僕の作品の多くには一応テーマがあります。
何故テーマがあるのかと言うと、それは単に『分かりやすくするため』なんです。
例えば関西人と話していてこんなことを言われたことはありませんか?
「え……オチは?」
つまらない話をしたり、ただただ話をしているだけなのにこんなことを言われたことある方多いと思います。
そしてそれを聞くと
「あーやっぱ関西人って笑いに厳しいんだ」「笑える話じゃないとダメなんだ」
そう思っている方沢山いると思います。でもそれは関西人の僕から言わせて貰うとNOです。
じゃあ何故オチを求めるのか? それは……『分かりやすくする』為なんです。
今の話でこの人は何を言いたかったのか、どこで笑って欲しかったのか、何に共感して欲しかったのか。これらは全てオチを聞くことで分かるのです。
全ての道はローマに通ず、ならぬ全ての話はオチに通ず
そしてシナリオにおいてオチとは何か、それこそがテーマなのです。
ですがこのテーマというオチも、そこに対するフリ、シナリオで言う『アンサー』が弱いと全く持って面白みも無ければ共感を得ないということが、ここ四年間で100作近くの新作を書いてきてやっと分かってきました。
ですので今僕は猛烈に『アンサー』が欲しいのです。
サンタさん、どうかこの想いが届いたのならそっと靴下の中に紙切れ一枚を入れておいて下さい。それが26歳の哀しきクリスマスを過ごした男の願いです。
という訳で、サンタさんからのアンサーを楽しみにし、今日はもう寝ます!
今日もご精読ありがとうございました。